ふるさと納税ポータルサイトは多数あります。
それぞれに特徴やメリットがあり、自分にあった方法でよりお得にふるさと納税が行えるサイトを見つけることが大切です。
このページでは、自治体掲載数が豊富で認知度の高いポータルサイトについて、特徴をご紹介します。
ふるさと納税ポータルサイトの種類
ふるさと納税ポータルサイトの種類は多数あります。
全国各地の自治体を網羅したものから、ある特定の市町村のみを掲載したものまで幅広いです。
今回は、掲載自治体数が豊富で認知度の高いふるさと納税ポータルサイトをご紹介します。
総務省 ふるさと納税ポータルサイト
ふるさと納税に関する資料が充実しています。
ふるさとを応援したいと寄付をした人に嬉しい、寄付されたお金の使い道が分かるレポートが分かりやすく掲載されています。
ふるさとチョイス
株式会社トラストバンクが運営しています。ポータルサイトの中では歴史ある老舗のサイトです。
掲載自治体数は全国100%のため、品数が大変豊富です。申し込みから決済までスムーズに行えます。
ポイント制を導入しており、申し込み後すぐに返礼品を選ばずにじっくり時間をかけて選ぶ事も可能です。
特集が豊富で、申し込みの時期に合った返礼品が見つけやすく、また検索機能も充実しているので様々な条件での検索ができます。
さとふる
ソフトバンクグループの株式会社さとふるが運営しています。ふるさと納税初心者でも使いやすい便利さが魅力です。
申し込みから決済までワンストップで行えます。寄付履歴や配送状況が確認できる他、土日配送が指定できる返礼品も多数掲載されています。
さとふるは、寄付の管理においても便利です。
複数の自治体に寄付する場合はもちろん、さとふる以外のポータルサイトを使用して寄付した場合も一緒に登録することができます。
年度ごとの合計寄付額が表示されるので、とても便利です。
また、人気の返礼品の再入荷の時期をメールで連絡してくれる機能があるため、自治体のWebサイトを度々閲覧しなくても良いところが魅力です。
ふるなび
ふるさと納税返礼品の中から姿を消しつつある家電製品が多数掲載されています。
年収2,000万円以上の高額納税者は、手数料が一切かからないふるさと納税代行サービスを利用することができます。
楽天ふるさと納税
楽天で買い物をするのと同じ感覚でふるさと納税をすることができます。
寄付分についても楽天ポイントが付与され、すでに貯まっていたポイントで寄付をすることも可能です。
楽天ポイントをうまく活用すればかなりお得度が高いので、掲載自治体数は少なめですが人気が高いです。
noma-styleノーマスタイル
東日本大震災以降、今もなお復興を続けている福島県南相馬市を支援するために立ち上げられたサイトです。
寄付金は、NPO法人・相馬救援隊の活動費に充てられます。
サイトの雰囲気は非常におしゃれで、ファッションサイトのような雰囲気があります。
掲載されている返礼品は、ジェラートピケやシップス、ル・クルーゼなどの有名ブランドが提供しているので、ブランド品を入手したい人におすすめです。
主要ふるさと納税ポータルサイトの比較とおすすめ
数多く存在するふるさと納税ポータルサイトの中でも、主要なサイトがいくつかあり、それぞれに使いやすさや特徴、そこでふるさと納税を行うメリットがあります。
以下の5つの主要ふるさと納税ポータルサイトの特徴やおすすめポイントを紹介します。
ふるさと納税ポータルサイト(総務省)
ふるさと納税制度全体を管理している総務省が運営しているふるさと納税ポータルサイトです。
ふるさと納税とは何か、制度の内容や手続きの仕方などふるさと納税に関する情報が網羅されています。
一方で、ふるさと納税の本来の目的やあり方から、総務省のふるさと納税ポータルサイトから各自治体のサイトにアクセスできるようにはなっておりますが、他のポータルサイトのように返礼品を選んだり、直接寄付をしたりすることはできません。
総務省のふるさと納税ポータルサイトはふるさと納税制度について、しっかり理解したい人におすすめのサイトです。
ふるさとチョイス
日本国内全1,788自治体のふるさと納税を取り扱うふるさと納税ポータルサイトです。
返礼品の取扱件数も12万点以上と最も多く、他のポータルサイトでは取り扱っている自治体が200自治体もいかない中、掲載件数では他のポータルサイトと一線を画しています。
一方で、2017年4月1日に総務省から出された「高価な返礼品、転売できる返礼品は自粛すること」という内容の通達の意向に沿って、高価でかつ転売できる家電製品の返礼品の取り扱いが掲載中止になっています。
また、キャンペーンの期間にもよりますが、寄附によってもらえる特典が他のポータルサイトの方が魅力的なものが多いため、ふるさとチョイスで返礼品を選びつつ他のサイトを一度確認してから、よりお得なポータルサイトでふるさと納税を行うことをおすすめします。
さとふる
認知度・利用意向No.1のサイトです。レビューをすると参加できるキャンペーンがあることから、それぞれの返礼品のレビューがしっかりと書かれており、レビューの件数もかなり多いため、返礼品を選ぶ際にとても役立ちます。
また、決済方法もコンビニ決済や携帯料金と一緒に支払えるキャリア決済など豊富なため、より寄附がしやすくなっています。
Amazonギフト券がもらえる等のキャンペーンが行われている期間もありますのでキャンペーンの内容をよく確認して、よりお得にふるさと納税を行うことをおすすめします。
また、メルマガ会員限定でキャンペーンに参加できる、キャンペーンコードが送られてくる場合もあるので、さとふるを利用する場合は会員登録をして利用しましょう。
ふるなび
電化製品が最も充実しているふるさと納税ポータルサイトです。
ダイソン製品やパソコン・タブレット、液晶テレビなど豊富に取り扱われております。
また、さとふる同様にAmazonギフト券がもらえるキャンペーンが行われていることがあります。
2017年11月現在では、寄付金額の1%のAmazonギフトコードがプレゼントされるキャンペーンが行われており、例えば、30,000円の寄附を行うと300ptのギフトコードがプレゼントされます。
ふるなびにはふるなびプレミアムという、ふるさと納税の寄付プランの提案から申し込みまでを手数料無料で行ってくれる高所得者向けのサービスがあり、数多くある返礼品の中から選択する手間や申込の手間を全て引き受けてくれます。
このようなサービスを行っているのは、主要ふるさと納税ポータルサイトの中でもふるなびだけなので、是非チェックしてみてください。
楽天ふるさと納税
楽天でふるさと納税を行うメリットは楽天スーパーポイントが付く点です。
ポイントの付与だけでなく、ふるさと納税の寄附にも使用できます。
楽天のクレジットカードを使っている方にはとても魅力的なサービスです。
また、楽天市場の通常のお買い物と寄附のページのレイアウトがあまり変わらないため、楽天でお買い物に慣れている方は、より親しみやすく使いやすいところも良いポイントです。
現在のおすすめ
2017年11月現在でのおすすめは、Amazonギフトコードがもらえるふるなび、もしくは楽天ポイントがたまる楽天ふるさと納税ですが、さとふるからメルマガ会員限定のAmazonギフト券がもらえるキャンペーンコードがついたメールを受け取っている場合、さとふるでの寄附が一番お得です。
一方で、掲載数からふるさとチョイスにしかない返礼品もあるため、欲しい返礼品によって各サイトを使い分けましょう。
どのような自治体に寄付をしたいのか、どのような返礼品がほしいのかをある程度絞ってから、それぞれのポータルサイトで調べることがお得なふるさと納税につながります。
多少手間にはなりますが、より賢くお得にふるさと納税を行うために上手に活用してみてください。
タイプ別のおすすめふるさと納税ポータルサイト
各ふるさと納税ポータルサイトにはそれぞれ特徴があります。タイプによっておすすめできるサイトも変わります。
まずは情報を集めておきたい場合
ふるさとチョイスがおすすめです。ふるさとチョイスは全自治体が登録していることが特徴です。
お得な自治体を見逃すこともなく、全ての自治体を比較できます。
一度すべての自治体を比較しておきたい場合にはふるさとチョイスを活用しましょう。
ただしポータルサイト独自の還元などは積極的に行われていないため、大きなメリットも得られません。
クレジットカード決済で寄付がしたい場合
楽天ふるさと納税とYahoo!ふるさと納税がおすすめです。すべての自治体がクレジットカード決済に対応しています。
クレジットカード以外の決済は行いたくない場合、最初からクレジットカードに対応している自治体のみが参加しているため選ぶ手間が省けます。
支払い方法を選択したい場合
ふるさとチョイス、さとふる、わが街ふるさと納税、楽天ふるさと納税が最適です。
ただし自治体によって支払い方法の選択が少ないこともあります。自分が寄付したい自治体に対応している支払い方法をあらかじめ確認しておきましょう。
ふるさとチョイスはクレジット決済、ペイジー、ケータイ料金払い、コンビニ決済、銀行振込、郵便振替など多彩な支払い方法に対応しています。
さとふるもケータイ料金払い、ペイジー、コンビニ決済などを選択可能です。
楽天ふるさと納税は他のポータルサイトにはない楽天バンク決済があります。
家電製品が欲しい場合
ふるなびがおすすめです。家電製品をはじめとした資産価値の高い返礼品は、ふるさと納税の趣旨に合わないため総務省が撤廃を進めています。
ふるさと納税ポータルサイトでも家電製品の取り扱いを中止しているところが多くなっていますが、ふるなびでは2017年11月時点でも家電製品のカテゴリが残っています。
もっとお得にふるさと納税がしたい場合
楽天ふるさと納税、Yahoo!ふるさと納税、さとふるがおすすめです。
楽天ふるさと納税は支払いに楽天ポイントが使えるだけでなく、ふるさと納税を行うことで楽天ポイントが貯まります。
Yahoo!ふるさと納税は支払いにTポイントを使うことができます。
ただしYahoo!公金支払いを利用できるふるさと納税ポータルサイトは他にもあり、ふるさとチョイスもYahoo!公金支払いを導入しています。
さとふるでは、定期的に還元キャンペーンが行われていることが特徴です。
2017年10月には10,000円ごとの寄付でAmazonギフト券が1,000円還元されるキャンペーンが行われており、実質1割が戻ってくる計算です。
さとふるでキャンペーン中に20,000円ふるさと納税を行えば、負担しなければならない2,000円もギフト券で戻ってくることになります。
クレジットカードでポイントを貯めるだけでなく、更にお得にふるさと納税をしたい場合には上記のふるさと納税ポータルサイトを活用しましょう。
旅行券が欲しい場合
JTBのふるさと納税ポータルサイト、ふるぽがおすすめです。
旅行会社のJTBが運営しているポータルサイトのため、JTBの旅行券が豊富に取り扱われています。
旅行を計画している方や、実家に帰りたい方におすすめです。
返礼品の評価が知りたい場合
さとふる、楽天ふるさと納税がおすすめです。
実際に返礼品を受け取った方のレビュー投稿を確認することができます。
届いた返礼品が思っていたものと違うトラブルを避けたい場合には、レビューをチェックできるポータルサイトを活用しましょう。
ふるさと納税代行を行って欲しい場合
高額納税者の場合、ふるさと納税の上限も高額になります。寄付額が安いものを選んでいても上限に到達することはありません。
またわざわざ複数の申し込みを行わなければならない場合、面倒に感じることも多いでしょう。
この場合に役立つサービスを提供しているのがふるなびです。
高額納税者向けの「ふるなびプレミアム」を利用することで、専門のコンシェルジュがお得な返礼品をピックアップし、申し込みまで一括で代行してくれます。
利用者は年収2,000万円以上に限定されていますが、無料で利用できるためこれまで面倒でふるさと納税を行っていなかった方も最適な返礼品を受け取ることができます。
ANAのマイルを貯めたい場合
ANAのふるさと納税では、100円寄付するごとに1マイルを還元しています。
普段からマイルを貯めている方はふるさと納税額の1%分マイルが貯まるANAのふるさと納税を利用してみましょう。
寄付額は決まっているが返礼品がすぐに決められない場合
ポイント制を導入しているポータルサイト、ふるぽがおすすめです。
年末に近づいてきて一定金額の寄付を行おうと考えても、ちょうど欲しい返礼品があるとは限りません。
ポイントを使用して後から返礼品を選べるシステムを利用すれば、慌てて返礼品を選ぶ必要がありません。
またポイントは自治体によりますが1年間または2年間の有効期限があります。
もし年末に寄付をして、年が替わってから新たに寄付をした場合1年間の上限よりも多くのポイントが貯まります。
欲しい返礼品が実質2,000円の上限を超えていた場合でも、ポイント制を活用すれば実質2,000円で返礼品をもらうことが可能です。
ブランド商品が欲しい場合
福島県南相馬市のふるさと納税ポータルサイト、noma-styleがおすすめです。
自治体の特設サイトですが、ファッションや雑貨の人気ブランドが返礼品に設定されています。
おしゃれなファッションアイテムや部屋のインテリアが欲しい場合に最適なポータルサイトです。
まとめ
ふるさと納税ポータルサイトの種類と特徴、主要サイトの比較について見てきました。内容をまとめると以下のようになります。
- ふるさと納税ポータルサイトは多数あり、それぞれに特徴がある
- 自治体や返礼品を絞ったうえでそれぞれのポータルサイトを確認することがお得につながる
- 自分の希望する方法でふるさと納税を行えるサイトを知ることも大切
ふるさと納税ポータルサイトは多数ありますが、それぞれに特徴がありメリットがあります。
手間はかかりますが、それぞれのポータルサイトを確認することでよりお得に、自分にあった方法でふるさと納税を行うことができます。
希望どおりのふるさと納税ができるサイトを見つけ、お得にふるさと納税ができるといいですね。