ふるさと納税サイトはいくつかありますが、分散して納税するメリットはあるのでしょうか。
ふるさと納税サイトはそれぞれ特色があるため、欲しいものを選ぶために複数使うこともあります。
複数のサイトを併用するメリットと注意点について見ていきましょう。
複数のサイトからふるさと納税をするメリット
ふるさと納税を行う際にとても重要なポイントとなるのが返礼品ですが、各サイトによって、取り扱っている自治体、返礼品の品目、件数などが異なります。
そのため、複数のサイトから欲しい返礼品によって調査することによって、より良い返礼品を選ぶことができます。
りんごの返礼品ひとつとっても、取り扱っている自治体が数多くあり、それぞれ品種、重さ、質などが異なります。
自治体によっては、大手ふるさと納税ポータルサイトのさとふるで取り扱っていても、ふるなびでは取り扱いがないことが多々あります。
この逆もしかりです。
また、ふるさとチョイスは日本国内全1,788自治体のふるさと納税を取り扱うふるさと納税ポータルサイトで、返礼品の取扱件数も12万点以上と最も多く、掲載件数では他のポータルサイトと一線を画しています。
しかし、電化製品に至っては、2017年4月1日に総務省から出された「高価な返礼品、転売できる返礼品は自粛すること」との通達の意向に沿って、取り扱いが中止になっているため、さとふるやふるなびなど他のポータルサイトからの申し込みが必要です。
様々な理由から、それぞれのサイトで返礼品の取り扱いや、自治体の掲載に特徴があります。
お得なキャンペーンがサイトごとで受けられる
ふるさと納税を行う際に、サイトごとで様々なキャンペーンが行われています。
期間限定のものがほとんどであるため、いろいろなサイトに登録をして、よりお得なキャンペーンが行われている期間を狙ってふるさと納税をすることをおすすめします。
さとふるやふるなびでは、Amazonギフト券を全員にプレゼントなど、とても魅力的なキャンペーンが存在します。
いずれも期間が短く、よりお得なキャンペーンは会員限定で開催することもあるため、情報を逃さないよう会員登録をしメルマガを受け取ることをおすすめします。
ポイントが付くサイトもある
ふるさと納税をすることでポイントが付くサイトも存在します。
代表的なものは楽天ふるさと納税で、楽天でのお買い物同様、楽天スーパーポイントが付与されます。
楽天スーパーポイントはふるさと納税をした際に付与されるだけでなく、楽天からのふるさと納税にも使用でき、さらにその他のお買い物にも使用できるとても魅力的なサービスです。
複数サイトからふるさと納税をする際の注意点
複数サイトからふるさと納税をすると管理が煩雑になったり、手間になることがあります。
以下の点に注意してふるさと納税を行いましょう。
控除限度額の管理が煩雑化する
ふるさと納税には税控除に限度額があります。
自己負担金2,000円でふるさと納税を行う場合には注意しなければなりません。
さらに注意すべき点は、控除限度額は税制度に関わるもののため、複数のサイトからふるさと納税を行っても上限は変わらない点です。
例えば、控除限度額が40,000円であった場合、さとふるから20,000円、ふるさとチョイスから15,000円、ふるなびから5,000円ふるさと納税を行うと控除限度額に達します。
一つのサイトのみでふるさと納税を行う場合には、そのサイトを確認すれば自分がどれだけふるさと納税をしたのかが簡単に確認できます。
しかし、複数のサイトでふるさと納税を行うと、ふるさと納税を行った全てのサイトを確認する必要があります。
自分がどのサイトからふるさと納税を行ったのか、覚えておくことが必須となり、さらに寄付額を足して計算する必要があるため、控除限度額の管理は煩雑になります。
ワンストップ特例制度の申請は全体で5件まで
ふるさと納税の税控除を受けるためには、確定申告かワンストップ特例制度の申請が必要です。
確定申告を行う場合は、複数のサイトからいくつふるさと納税を申し込んでも、控除限度額さえ超えていなければ自己負担金2,000円を差し引いた寄付額が控除されます。
しかし、ワンストップ特例制度の利用対象は、1年間の寄付回数が5回以内に限ります。
複数のサイトからふるさと納税を行う場合にも、寄付回数は合計で5回までです。
例えば、ワンストップ特例制度を利用し、さとふるから2回、ふるさとチョイスから1回、ふるなびから2回ふるさと納税を行った場合、計5回であるため寄付回数が上限に達しています。
これを超えると確定申告が必要となってしまうため、回数には注意が必要です。
会員の登録が面倒
ふるさと納税を行うにあたって、お得な情報を受け取ったり、自分の寄付状況を確認したりするために会員登録を行うかたがほとんどですが、複数サイトからふるさと納税を行うといくつものサイトに登録が必要です。
登録時の手間はもちろん、複数サイトから大量のメルマガが来るなど煩雑さは増えるため、ご注意ください。
まとめ
ふるさと納税サイトを複数使うメリットについて見てきました。内容をまとめると以下のようになります。
- 欲しいものをお得に手に入れるために複数使うメリットがある
- 限度額などは自分で管理しないといけなくなる
- 登録時の手間や、お知らせなどが煩雑になる面もある
ふるさと納税サイトを複数使うメリットと注意点について見てきました。
それぞれ違う返礼品の内容やキャンペーンを利用することで、お得にふるさと納税ができます。
反面、管理が煩雑になるという面もあるため、気を付けて利用しましょう。