ふるさと納税は、時期を特に選ぶことなく行うことができます。
とは言え、返礼品は特定の時期にしか出てこないものもあります。
ふるさと納税に向いている時期があるか、見ていきましょう。
ふるさと納税をするのにおすすめの時期と良くない時期はある?
自分の選んだ自治体に寄付をすると寄付金控除上限額の範囲内であれば寄付金控除が受けられるため、自己負担は2,000円のみとなります。
実質2,000円の負担で返礼品がもらえるお得感が人気となり、ふるさと納税を利用するかたが増えています。
ふるさと納税は、1年中いつでも申し込むことが可能ですが、寄付をする時期を上手に選ぶことで、さらにお得に活用することができます。
1~3月に寄付をするメリット
ふるさと納税は、1月から12月までの寄付金額の合計をもとに控除額などが計算されます。
つまり、ふるさと納税は1月からはじまり12月で終わるのが1年の周期となります。
年の初めである1~3月は、前年度も寄付をしていたかたが新たに寄付をできるようになるため、リピーターの申し込みが多い時期です。
しかし、年末に急いで納税をするかたが多いため、この時期はゆったりと構えるかたも多く、申込件数は少な目になる傾向があります。
返礼品の傾向としては、春や夏に旬を迎える果物の予約や、定期的に特産物を送る定期便の返礼品の申し込みがはじまる時期です。
定期便は、配送回数の多いものや品物が高価なものの場合寄付金額が高くなります。
控除上限額に余裕のあるこの時期には、申し込みやすい返礼品です。
定期便の詳細はこちらをご覧ください。
4月~6月に寄付をするメリット
自治体が新年度に入るこの時期は、返礼品が刷新されて品数が増える時期です。
昨年度にはなかった新しい特産品が欲しいかたは、この時期が狙い目です。
また、返礼品の在庫が多い時期でもあるので、欲しい返礼品をもらえる可能性が高い点もメリットです。
注目するべき点は、8月から9月にかけて収穫される新米の申し込みが開始される時期であることです。
お米は生活必需品であるため人気が高い返礼品です。
普段、食べない日本全国のいろいろな銘柄のお米を試せることも、ふるさと納税ならではの楽しみです。
7月~9月に寄付をするメリット
ふるさと納税では、寄付をしてから返礼品が届くまでに2~3か月かかることが多くあります。
年末までに確実に返礼品を受け取りたいかたは、この時期に寄付を申し込む必要があります。
お歳暮を意識した返礼品が登場するのもこの時期です。
届いてからすぐに消費しなければいけない生鮮食品でなければ、この時期に年末に必要なものを返礼品で申し込んでおくと便利です。
お歳暮に送れる返礼品の詳細はこちらからご覧ください。
10月~12月に寄付をするメリット
年末に近づくと、1年間の収入もほぼ確定するため寄付控除の上限額の目安がつきます。
この時期は、上限額に達していないかたの駆け込み納税が多く集中します。
そのため、寄付をしてから返礼品が手元に届くまでの期間が他の時期よりも長くなる傾向にあります。
また、人気が高い返礼品は品切れになってしまい、手に入らない可能性も高いです。
しかしこの時期は、寄付を集める絶好の機会なので、様々なサービスを行う自治体やふるさと納税サイトが多くなります。
この時期に、その年に人気のあった特産品が増量されることがあります。
宮崎県都農町
寄付金額10,000円以上
九州産黒毛和牛小間切れ肉1.65kgが2kgに増量
詳細はこちらからご覧ください。
佐賀県上峰町
寄付金額10,000円以上
九州産黒毛和牛切り落とし肉1.2kgが1.5kgに増量中
詳細はこちらからご覧ください。
北海道上士幌町
寄付金額50,000円以上
十勝ハーブ牛リブロースブロック2.2kgから2.7kgに増量
詳細はこちらからご覧ください。
ふるさと納税サイトのキャンペーンが多いのもこの時期です。
ふるなび
Amazonギフトコードプレゼント10倍キャンペーン
キャンペーン期間2017年12月1日~2017年12月31日
通常、ふるなびを通してふるさと納税をしたかたに寄付金額の1%にあたるAmasonギフトコードがプレゼントされます。
期間中に、ふるなびグルメポイントとふるなびトラベルに寄付をしたかたを対象にAmazonギフトコードを寄付金額の10%分プレゼントされます。
詳細はこちらからご覧ください。
ふるぽ
年末大感謝祭
キャンペーン期間2017年12月1日~2017年12月31日
ふるぽから寄付を10,000円以上されたかたに、抽選で福袋が当たります。
松の福袋
100,000円相当の高級国産牛詰め合わせ…10名
竹の福袋
50,000円相当の特産品詰め合わせ…20名
梅の福袋
10,000円相当の特産品詰め合わせ…300名
詳細はこちらからご覧ください。
ふるさと納税には、どの時期にもメリットがあり、おすすめの時期を特定することは難しいことです。
それぞれの時期の特徴を生かして、分散して寄付をするのが一番おすすめの方法です。
ふるさと納税を有効に活用するには、まず年度初めに昨年度の納税額を参考にその年の寄付控除上限額の見積もりを立てるようにします。
そして、自分の控除額の50%を超えるほどの金額の寄付を必要とする返礼品は年度の早い時期に申し込むようにします。
その後、季節ごとの返礼品の変化を見ながら、12月までに上限予想額の70%~80%の寄付を終えるようにします。
寄付上限額が確定する12月には、残りの寄付金額を調整するように考えて、その金額に見合う寄付をします。
しかし、年末に寄付控除の上限額いっぱいまで寄付をしたいけれど、欲しい返礼品が選べなかったり、金額が足りなかったりして困る場合があります。
そのような場合には、ポイント制のふるさと納税ポータルサイトを利用したり、ギフト券の返礼品を選んだりすることをおすすめします。
ポイント制のポータルサイトを利用する
ふるぽではポイント制をとっているため、12月中に寄付をして付与されたポイントを次年度以降に持ち越して返礼品をもらうことができます。
ポイント数が少ない場合は、次年度に同じ自治体に寄付をすることでポイントを合算して使うことができます。
ポイントには有効期限があるため、その期間内に返礼品を受け取るか、寄付を追加して有効期限を延ばすかをする必要があります。
ふるぽの詳細はこちらからご覧ください。
ふるなびグルメポイント、ふるなびトラベルポイント
ふるなびのグルメポイントとトラベルポイントは、提携先の自治体に寄付をすると付与されるポイントです。
付与されたポイントは、寄付をした自治体にあるふるなび提携のレストランで食事をしたり、その自治体へ旅行したりする時に使用できます。
ふるなびグルメポイント、トラベルポイントともに20,000円以上の寄付から受け付けられ、有効期限がありません。
そのため、次年度以降に同じ自治体に寄付をすることでポイントをためて使うことも可能です。
ふるなびトラベルでは、行先の自治体を選んでポイントを受け取るもののほかに、旅行プランを選んでポイントを受け取るものがあります。
プランを選択した場合は、旅行の時期が確定してしまう場合もあるので、注意して申し込む必要があります。
ふるなびグルメポイントの詳細はこちらからご覧ください。
ふるなびトラベルの詳細はこちらからご覧ください。
ギフト券の返礼品を選ぶ
各自治体の特産品をギフト券の形で返礼品にしている場合があります。
宿泊券などは、使用期限が1~2年のものもありますが、レストランの食事券や特産品との引換券では、有効期限のないものも多いので、好きな時期に使うことができて便利です。
特定の宿泊施設を利用できるギフト券や、寄付した自治体への旅行に使えるギフト券、その自治体での買い物に使えるギフト券、肉などの特産品と交換できるギフト券などの他に、寄付した自治体で人間ドックが受けられるギフト券など、種類も豊富にあります。
ギフト券の返礼品の詳細はこちらからご覧ください。
年末のふるさと納税は、自治体の処理数が多いことから時間がかかることがあります。
その年度内の寄付控除を受けるためには、年内に自治体の口座に寄付金が着金している必要があります。
年末ぎりぎりに寄付を申し込みして、受付が年内に間に合わなかったということが起きないために、1~2週間程度のゆとりを持って寄付をすることをおすすめします。
まとめ
ふるさと納税のおすすめ時期について見てきました。内容をまとめると以下のようになります。
- ふるさと納税のおすすめ時期は一概には言えない
- どの季節にも返礼品のメリットがある
- 受付が間に合わなくならないように、余裕を持った納税がおすすめ
ふるさと納税におすすめ時期はあるのかについて見てきました。
年度始めなどは新しい返礼品が追加される時期でもあり、メリットがあります。
他の時期もそれぞれメリットがありますが、間に合うように余裕を持って納税しましょう。