ふるさと納税サイトのひとつに、ふるなびがあります。
アイモバイルが運営しているサイトで、独自の特徴があります。
ふるなびでふるさと納税をする方法などについて見ていきましょう。
ふるなびの特徴
ふるなびは、アイモバイル株式会社が運営するふるさと納税サイトです。
アイモバイルは、モバイルサービスを中心としたアドネットワークを展開する会社です。
2007年に設立されたアイモバイルは、2014年7月にふるなびをオープンしました。
そして、2017年現在で50以上の自治体で、ふるさと納税の返礼品を受け取ることができます。
アイモバイルは、東証マザーズへの上場も果たしました。
その影響で会社の信頼性が社会的に高まったことが、ふるなびの人気の高まりにつながっています。
さらに、2017年10月には、アイモバイル株式会社と株式会社日本旅行とが業務提携して、体験型ふるさと納税サービスのふるなびトラベルの提供も開始されています。
寄付をしてたまったポイントで旅行ができるサービスです。
そんなふるなびの特徴はいくつかありますが、簡単で扱いやすいことと、お得なキャンペーンがあること、高額な返礼品が多く選べること、体験型ふるさと納税が利用できることの四つに分けて紹介します。
まず一つ目ですが、ふるなびは寄付の方法が簡単で、初心者にも扱いやすいです。
ふるさと納税を初めてする人にとって、どの自治体からどの品を選べば良いか分からないものです。
ふるなびのホームページを開くと、まず目につくのが「返礼品を探す」「地域で探す」のタブです。
とりあえず目当ての自治体や物がなくても、そこをクリックまたはタップして簡単に探すことができます。
また、人気の高い商品がランキングされているので、そこから探しても良いですし、興味をひかれるカテゴリーから探すこともできます。
返礼品を選ぶ方法も、ショッピングサイトで行うように簡単にできます。
寄付するというよりも、買い物をするような感覚で操作できます。
また、ふるなびに掲載されている多くの自治体が、クレジットカードに対応しています。
そして、クレジットカードを利用した寄付はとても簡単なのでお勧めです。
ふるさと納税の方法を漫画で紹介しているのも、初心者に優しいサービスです。
https://furunavi.jp/comic.aspx
二つ目ですが、ふるなびはお得なキャンペーンが満載です。
キャンペーンの内容はどんどん変わりますが、代表的なものを紹介します。
それは、2017年11月1日以降にふるなびでふるさと納税をした人を対象にした、ふるなびAmazonギフトコードプレゼントです。
このキャンペーンは、ふるなびを利用した寄付金額に応じて1%のAmazonギフトコードがプレゼントでもらえます。
Amazonを良く利用する人にとってうれしいサービスでしょう。
このキャンペーンが適用される条件は三つあります。
ふるなび会員に登録してログイン後寄付すること、ふるなびのサイト上で寄付すること、クレジットカード決済することです。
Amazonギフトコードの取得期限は半年なので、早めにギフトコードを発行し、Amazonサイトで登録しましょう。
ふるさと納税の三つ目の特徴は、他のふるさと納税に比べて高額な返礼品が選べることです。
その代表例が家電です。
家電といえば、2017年に入ってから、総務省からの指導により家電製品の提供を取りやめる自治体が相次ぎました。
それに伴い、多くのふるさと納税サイトが家電製品の掲載を取りやめているのですが、ふるなびは数少ない家電製品を扱い続ける自治体を積極的に掲載してます。
いくつか例をあげましょう。
「VAIO S13(ブラック)」
長野県安曇野市
ふるさと納税額500,000円
https://furunavi.jp/product_detail.aspx?pid=31348
VAIO工場のある長野県安曇野市では、VAIOの高性能パソコンがもらえます。
パソコンがもらえる自治体自体がとても少なくなっているので、すぐに品切れになる可能性があります。
しかも、廉価品ではなくCPUはCore-i5、ストレージにもSSDが使われています。
そのため、動作が遅くてイライラすることもありません。
「マウスコンピューター10.1型2in1タブレットPC「MT-WN1003-IIYAMA(キーボード標準セット)」
長野県飯山市
ふるさと納税額90,000円
https://furunavi.jp/product_detail.aspx?pid=22392
オフィスソフト付きのタブレットパソコンです。
キーボードを取り外してタブレット端末のように使うことができます。
例えば外出時にタブレットに使い、家や会社で文章入力などの仕事につかえます。
「PENTAX K-70シルバー」
神奈川県海老名市
ふるさと納税額300,000円
https://furunavi.jp/product_detail.aspx?pid=15541
アウトドアで威力を発揮する、全天候型一眼レフカメラです。
防塵・防水性能や耐寒性に優れ、美しい自然の風景や動物・野鳥の一瞬の動きを逃しません。
「Dyson Supersonic」
佐賀県みやき町
ふるさと納税額150,000円
https://furunavi.jp/product_detail.aspx?pid=21922
デザインが斬新で、風量も他のドライヤーよりも強い、ダイソンのドライヤーです。
さらに静音設計なので、ドライヤーの音がうるさくて苦手な人には特におすすめです。
みやき町では、ドライヤーの他にダイソン製のロボット掃除機をもらうことができます。
ふるさと納税をすると、自己負担額2,000円を除いた金額が控除されます。
そして、年収や家族構成でふるさと納税できる限度額が決まっています。
その限度額を超えた分の寄付金は還付されません。
ですので、できる限り自己負担額2,000円ぎりぎりで寄付するのがお得です。
高額所得者はこの限度額が高く設定されています。
家電製品など高額な寄付ができるふるなびは、高額所得者に好まれていますが、そこでネックになるのがどれだけの金額を寄付できるかの計算です。
そんな人におすすめなのが、ふるなびPremiumです。
これは、年収2,000万円以上の人限定のサービスです。ふるなびPremiumに申し込むと、ふるさと納税コンシェルジュが、お得な寄付プランを無料で教えてくれます。
提案プランの追加や変更の相談にも気軽に乗ってくれるので、ふるさと納税の返礼品をいちいち選んでいる暇がない高額所得者はぜひ利用すべきサービスです。
四つ目の体験型ふるさと納税は、すでに述べたふるなびトラベルの他に、ふるなびグルメポイントがあります。
これは、ふるなびで貯めたグルメポイントを利用して、有名店での食事に使えるサービスです。
ふるなびグルメは2016年7月にふるなびから派生して運営を開始し、大変好評を得ているサービスです。
品物が届くのではなく、もらったポイントで有名レストランの食事を体験できることがその理由です。
ふるなびグルメは、即日ポイントが発行されるスピードが特徴です。
通常、ふるさと納税の返礼品が届くのは1か月以上経ってから、などのケースが多いので、ポイントがすぐに使えるのは大きなメリットです。
ふるなびからふるさと納税をする方法
ふるなびでふるさと納税をする方法は、他のふるさと納税サイトと共通する部分もありますが、ふるなび独自の方法もあります。
ふるなびのサイトは、初心者にも扱いやすいように工夫されているので、すぐに覚えられるでしょう。
まずは、ふるなびのサイトでふるさと納税をしたい自治体と、その自治体でもらえる返礼品を選びましょう。
自治体から探したい場合は、地域で探すのタブから、探したい地方や都道府県を選びましょう。
その自治体が取り扱っている返礼品が、写真付きで掲載されているのでその中から選びます。
ただし、自分の住んでいる自治体にふるさと納税をしても、返礼品は受け取れませんので注意しましょう。
返礼品から探したい場合は、総合人気ランキング、カテゴリー別ランキング、自治体ランキングの3種類のタブから好みのものを選びましょう。
例えばカテゴリー別ランキングのページでは、食品別の返礼品や、人気の高い家電、その他に分かれていますので、その中から好みの返礼品が選べます。
ふるなびで多くの人から選ばれている実績がある返礼品ほど上位に掲載されているので、初めのうちは上位にランキングされている返礼品を選ぶのが良いでしょう。
肉・ハム類の人気返礼品ランキングを選んだ場合、山形牛や佐賀県産黒毛和牛など、有名なブランド牛・ブランド豚などが並んでいますので、好みに応じて選びましょう。米・果物・スイーツなども同様です。
その他にも、ふるなび独自の体験型サービスを選ぶことができます。
有名レストランで食事ができるふるなびグルメポイント、最近サービスを開始したふるなびトラベルなどです。
ふるなびグルメポイントは、ふるさと納税を通じてそれぞれの自治体が誇るグルメを体験してほしい、そんな思いから2016年7月に開始したサービスです。
ふるなびトラベルは、ふるなびを運営するアイモバイル株式会社と株式会社日本旅行とが業務提携して、2017年10月から提供が開始された、新しいふるさと納税をする方法です。
ふるなびトラベル
https://tp.furunavi.jp/
まだサービスが始まったばかりなので、参加自治体の数は10か所程度ですが、今後人気が高まってくれば、選べる自治体やプランの数が増えていくことが予想されます。
自治体と返礼品が決まったら、次にすることは自治体への寄付です。
ふるなびでは、寄付申し込みはインターネット上で全て行うことができます。
寄付申し込みフォームに進み、簡単な手続きをするだけです。
さらに、クレジットカードまたはヤフー公金支払いに対応している自治体なら、申し込みと寄付を同時に行うことができます。
寄付が終わったら、返礼品が届くのを気長に待ちましょう。
ふるなびグルメポイントの場合は、すぐにポイントが付与されます。
その他は、発送まで時間がかかります。
自治体や返礼品の種類により、到着までの時間は異なります。
もし、届くのが極端に遅い場合は問い合わせしても良いですが、ふるなびのページに書いてある到着までの目安の時間を大幅にオーバーしない限り、電話はなるべくひかえましょう。
ふるさと納税は、返礼品を受け取ったら終わりではありません。
まだ大事な税金の控除が残っています。そのためには、寄付先の自治体から送られてくる寄付金受領証明書が必須です。
大切に保管しましょう。
税金の控除を受ける方法は人により異なります。
まずあなたがサラリーマンで、確定申告の必要がない場合は、ふるさと納税ワンストップ特例を利用しましょう。
ただし、1年間でふるさと納税の寄付先が5自治体以下の条件があります。
自営業や、サラリーマンでも6以上の自治体にふるさと納税を行う人などは、確定申告をして税金の控除が受けられます。
寄付金受領証明書を添えて確定申告しましょう。
最後に、ふるなびでは、マンガでふるさと納税をする方法を見ることもできます。
文章だけではわかりにくい場合は、チェックしてみてください。
マンガでわかる!!ふるさと納税
https://furunavi.jp/comic.aspx
ふるなびのデメリット、注意点
ふるなびは参加している自治体が少なく、他のふるさと納税ポータルサイトに比べて返礼品の選択肢が多くありません。
2017年6月に100自治体を突破しましたが、全国には1,700以上の自治体があります。
すべての自治体を掲載しているふるさと納税ポータルサイトも多いため、どうしても寄付したい自治体があるなど目的が決まっている場合には使い勝手は悪くなります。
検索方法が少ない
ふるなびの検索システムはやや複雑です。
ランキングやカテゴリ別に検索することはできますが、商品のカテゴリが分からない場合には検索が難しくなります。
検索は地域、カテゴリ、ランキングが主な方法です。
フリーワード検索もありますが、自治体が決まっている場合や名前が分からない商品を探す場合には活用しにくくなります。
詳しく検索を行う場合には、詳細検索を活用しましょう。
カテゴリを細かく入力することで、不必要な返礼品を除外して探しやすくできます。
並び替え機能が付いているため、利用すれば更に欲しいものを見つけやすくなるでしょう。
スマートフォンサイトとパソコンサイトで仕様がやや異なる
スマートフォンサイトのトップページから検索を行うには、サイト上部にある虫めがねマークをクリックします。
しかしこの検索方法では特徴、返礼品カテゴリ、寄付金額、フリーワードからしか検索できません。
パソコンサイトではトップページで地域別の検索が可能ですが、スマートフォンサイトで地域別検索を行うためにはサイト上部のメニューボタンをクリックする必要があります。
メニュー内にはランキングや地域別検索が用意されているため、検索方法が決まっている場合には注意しましょう。
なお、スマートフォンサイトではログインもメニューボタンから行うことになります。
画面が小さい分パソコンサイトよりも更に複雑な構成になっているため、スマートフォンを使ってふるなびからふるさと納税を行う場合には気をつけておきましょう。
慣れてしまえばそこまで問題にはならないため、最初にボタンの位置を覚えることが大切です。
Amazonギフトコードのもらい忘れに注意
ふるなびでは2017年11月1日より、寄付金額の1%がAmazonギフトコードで還元されます。
しかしAmazonギフトコードの受取には会員登録とログインが必須のため、注意が必要です。
またギフトコードは2か月後に付与されます。
マイページを訪れてAmazonギフトコードを確認し、Amazonへの登録作業を行うことになります。
付与から半年を過ぎると権利が消失するため、早めに交換を行うことが大切です。
ふるなびグルメポイントの注意点
ふるなびにはレストランの飲食費に使用できる、ふるなびグルメポイント専用のサイトがあります。
寄付金額の3割が還元されます。
グルメポイントには有効期限はありません。
ただし利用できるレストランは限定されます。また寄付した自治体以外での利用はできないため、近隣の自治体など訪れる予定が決まっている地域に寄付を行うことが大切です。
ふるなびプレミアムの注意点
ふるなびプレミアムはふるさと納税額が50万円を超える方のみのサービスです。
一般的な寄付金額では利用ができないため気をつけておきましょう。
ふるさと納税を効率的に行うためのコンシェルジュサービスを無料で提供しているため、年間に50万円以上の寄付を行う方には最適なサービスです。
しかし大半のふるさと納税利用者にはそれほど関係がありません。
数万円から10万円程度の予算を考えている場合には、メリットにはなりません。
クレジットカード対応の自治体は限られる
ふるなびでは検索方法でクレジットカード対応の返礼品を探すことができます。
そのためクレジットカードでふるさと納税を行う場合に戸惑うことはありませんが、ふるなびの参加自治体数は他のポータルサイトに比べて少なめです。
クレジットカードにこだわる場合は、更に選択肢が減ることになります。
またクレジットカード対応でも、自治体によってクレジットカードのブランドが限られるケースがあります。
欲しい返礼品が必ず目的の支払い方法に対応しているとは限らないため、クレジットカード支払いを希望する場合には選択肢が減ることを理解しておきましょう。
まとめ
ふるなびについて見てきました。内容をまとめると以下のようになります。
- ふるなびはふるさと納税でポイントがもらえる
- パソコンとスマートフォンで多少操作方法が異なる
- すべての自治体がクレジットカード対応ではない
ふるさと納税サイトのふるなびについて見てきました。
今ではなかなか扱いがなくなった、家電製品の取り扱いもされています。
スマートフォンサイトは少し操作が複雑なため、利用する際は気を付けましょう。