ふるさと納税サイト「ふるぽ」は、JTB西日本が運営するサイトです。
ふるさと納税サイトはいくつかありますが、ふるぽは便利に使えます。
ふるぽの特徴について見ていきましょう。
ふるぽの特徴
ふるさと納税は自分が応援したい自治体に寄付をする制度です。
控除上限額の範囲内であれば、自己負担が2,000円で済む上に、寄付をした自治体から返礼品をもらうことができることから人気が高まり、利用する人が増えています。
ふるさと納税をするには、寄付をしたい自治体のwebサイトから直接寄付を申し込む方法のほかに、ふるさと納税サイトを利用する方法があります。
このページでは、JTB西日本が運営するふるさと納税サイト「ふるぽ」の特徴についてお伝えします。
ふるさと納税サイトから寄付をする一般的な方法は、まずサイト内を検索して寄付をしたい自治体やもらいたい返礼品を選ぶことからはじまります。
希望する自治体と返礼品が決まったら、寄付の申し込みページを開いて必要事項を入力し、寄付をします。
この時に、どの返礼品をもらいたいかも入力します。
クレジットカードやコンビニ支払い等で寄付をすると、後日その自治体から返礼品が送られてきます。
ふるぽの特徴は、サイト内で寄付をすると返礼品ではなくポイントが付与される点です。
ポイント制のふるさと納税にはいくつかのメリットがあります。
まず、寄付をする時に同時に返礼品を選ぶ必要がありません。寄付をする自治体だけを考えればよいことになります。
寄付をしてもらったポイントは、後日返礼品に交換することができます。
自治体の返礼品は種類も多く、よりよいものを決めるためには時間が必要です。
そのため寄付をする時期にほしい返礼品が決まっていない方や、じっくりと返礼品を選びたい方には大変便利です。
ふるさと納税は、毎年1月~12月までの寄付金額の合計で控除額が決定します。
12月になってから、まだ控除上限額まで達していないため寄付をしたいと思っても、返礼品を決めるゆとりがないと困ってしまいます。
そのような方も、とりあえずふるぽで寄付をしてポイントをもらっておけば、新しい年になってから返礼品を選んでポイントと交換することができます。
自分が欲しい返礼品が品切れになっている場合にも、寄付をしてポイントを付与してもらえば、返礼品が再開された時や次の年のシーズンにそのポイントを使って交換することができます。
ポイントには有効期限があり、その長さは1年間から2年間と各自治体ごとに決められています。
このポイントは、使わないでためておくこともできます。
1年分の寄付ではほしい返礼品と交換するためにポイントが足りない場合があります。
その時は、年度をまたいで同じ自治体に寄付をすることで、前年度のポイントと合算することができます。
すると、たくさんポイントが必要な返礼品と交換することも可能になります。
ポイントは分割して利用することができるので、複数の返礼品に交換することが可能です。
交換に使用しなかった分のポイントは有効期限内であれば次年度に繰り越したりほかの返礼品に交換したりすることができます。
また、同じ自治体に追加で寄付をすると、そのたびに全てのポイントの有効期限が延長されます。
控除限度額が少ない方でも、ポイントを何年かかけて積み立てていくことで高額の返礼品をもらうことも可能になります。
しかし、うっかりとしていてポイントの有効期限が過ぎてしまうことも考えられます。
万が一ポイントが期限切れになってしまった時は、そのポイント相当の特産品が送られてくるため安心です。
ふるぽからのふるさと納税でもらったポイントは、インターネットのほかに自治体から送られてくるカタログを見てハガキで申し込むこともできます。
パソコンでの申し込みに自信がない方におすすめの方法です。
カタログについてくる返信用ハガキは到着後10か月以内に投函しなければいけないので、注意が必要です。
ふるぽを運営するJTB西日本は旅行を取り扱う会社のため、返礼品の中に旅行クーポンが多く用意されているのも特徴です。
「JTBふるさと納税旅行クーポン」は、寄付をした自治体への1泊以上の旅行に利用できるクーポンです。
寄付をした本人が申し込む必要があり、クーポンの取り扱い店舗のみで利用できます。
インターネットでの旅行の申し込みには利用はできません。また、クーポンに記載された点数が旅行代金よりも下回る場合も利用ができないため、点数をしっかりと確認して申し込むことが大切です。
有効期限は発行日から1年間です。
同じように寄付をした自治体への旅行に使えるクーポンに「るるぶトラベルプランに使えるふるさと納税割引クーポン」があります。
こちらは、るるぶトラベルプランで宿泊予約をする時のみ利用ができるクーポンです。
割引クーポンなので、予約時に旅行代金からクーポンの点数分の料金を割り引くことができます。
クーポンは、申し込んだ点数を半額の金額に分けて2枚送付されます。
1度の旅行の申し込みに使用できるクーポンは5枚までとなっているので、注文する時の数量に注意をする必要があります。
ほかには「JTBトラベルギフト」を返礼品としている自治体があります。
これはカード型の旅行券なので、JTBの販売店で旅行に関する様々な用途に利用できます。
有効期限は10年と長いことや、寄付をした自治体への旅行以外にも利用できる点が他のクーポンとは違います。
ふるぽからふるさと納税をする方法
ふるさと納税は、自分の選んだ地方自治体に寄付をする制度です。
ふるさと納税の寄付金は納税の一つに扱われるため、自己負担の2,000円以外の寄付金は住民税や所得税から還付や控除を受けることができます。
多くのふるさと納税では、寄付金額に応じて地方自治体から返礼品をもらうことができます。
控除限度額の範囲内であれば2,000円の自己負担で様々な返礼品をもらえることから人気が高まり、多くの人がこの制度を利用しています。
ふるさと納税の寄付先の自治体を探したり、返礼品を選んだりするために便利なのが、ふるさと納税サイトです。
地域別で自治体を検索したり、返礼品から自治体を選んだりすることもできます。
一般的なふるさと納税では、寄付する自治体を決めたら、申し込みフォームに寄付金額や住所氏名などの必要事項を記入し、もらいたい返礼品を選んで送信し決済をします。
すると後日、寄付先の自治体から返礼品と寄付金受領証明書が送付されます。
JTB西日本が運営するふるさと納税サイト「ふるぽ」では、ポイント制度をとっています。
寄付をすると返礼品の代わりにポイントが付与され、そのポイントと好きな返礼品とを交換することができます。
付与されたポイントは、寄付をした自治体の返礼品とのみ交換をすることができます。
他の自治体の返礼品とは交換ができないため注意が必要です。
ふるぽポイントが利用できる自治体は、現在100自治体ほどあります。寄付をしたい自治体をぜひ探してみましょう。
ポイント制のふるさと納税にはいくつかのメリットがあります。
一つ目は寄付をする時に返礼品を選ぶ必要がないため、とりあえず寄付をしておいて後からゆっくりと返礼品を選ぶことができる点です。
返礼品はカタログから選んでハガキで申し込むこともできるため、パソコンを使いなれていない人にも安心です。
二つ目は、ポイントを繰り越すことができる点です。
ふるさと納税は1月から12月の間の寄付金額で控除額などが計算されます。
年度末になり、まだふるさと納税の控除上限額に達していない時には、ふるぽで寄付をしてポイントにしておくと、そのポイントを次年度に繰り越すことができます。
ポイントの有効期限内であれば、次年度に返礼品を選んで申し込むことができます。
ポイントの繰り越しは、希望する返礼品が品切れの場合にも有効に利用できます。
一般的なふるさと納税では、年度内に品切れの返礼品が再開されない場合、諦める必要があります。
しかし、ふるぽポイントにしておくと、新しい年度に変わっても返礼品が再開された時に申し込むことができます。
三つ目は、ポイントを積み立てることができる点です。
ほしい返礼品があっても、その返礼品をもらうために必要な寄付金額がご自分の控除上限額よりも高い場合があります。
その場合は、ふるぽで寄付をしてもらったポイントを、そのまま次年度に繰り越すことで解決できます。
ポイントの有効期限に同じ自治体に寄付をすると、受け取ったポイントは前年度のポイントと合算されます。
さらに、ポイントの有効期限はすべて新しく付与されたポイントの有効期限に更新されるため、複数年分のポイントを積み立てることも可能です。
この方法を利用すると、高額な寄付金が必要な返礼品をもらうこともできます。
ふるぽからふるさと納税をする手順をご紹介します。
ふるぽのWebサイトから、寄付をしたい自治体のページを開きます。
ふるぽポイント制度が使える自治体であれば「ふるぽポイント」のアイコンがあります。
必ずアイコンを確認してから手続きを行います。
ほしい返礼品が決まっている場合は、返礼品をもらうために必要な寄付金額を確認しておきましょう。
そのページにある「ふるさとチョイス納税寄付金お申込みフォーム」をクリックし、寄付申込画面を開きます。
ふるぽポイントでも、寄付の申し込みはふるさとチョイスから行うことになります。
氏名、住所、寄付金額、決済方法など必要な情報を入力します。
紙のカタログが必要な場合もここで申し込みます。
ポイント即時発行を選んだ場合は、寄付が確認されてから30分以内にポイントが発行されます。
ふるぽのトップページを開き、マイページをクリックします。
ログイン画面が表示されたら、メールで送られてきたログインIDとパスワードを入力します。
ログインが完了すると、自分の保有するポイント数が確認できるページが出ます。
そのページの「ポイントを使う」のボタンをクリックして返礼品を選ぶページを開き、ほしい返礼品を選択します。
申し込みが完了すると後日、返礼品と寄付証明書が送られてきます。
ポイントの範囲内であれば複数の返礼品を選ぶことができます。
しかし、1回の申し込み品数の上限は8品までです。
寄付の申し込み時に紙のカタログを希望した場合、寄付が確認されてから3週間以内に紙のカタログやログインID、パスワードなど一式が届きます。
カタログを見て、欲しい返礼品を返信用ハガキに記入し、投函することで返礼品を申し込みが完了します。
返信用ハガキはカタログが到着してから10か月以内に投函してください。
また、カタログには一部の返礼品しか掲載されていないため、より多くの返礼品から選びたい場合は、ふるぽのマイページを利用してインターネットから申し込みましょう。
ふるぽのデメリット、注意点
ふるぽはポイント制に特化したふるさと納税サイトです。
寄付額に応じたポイントと交換でき、ポイントと返礼品を交換する仕組みを採用している自治体を集約して掲載しています。
ポイント制のメリットは、急いで返礼品を選ぶ必要がないことです。しかし、注意しないと損をしてしまう場合もあります。
ポイントの使い忘れに注意
もっとも注意しなければならないのが、ポイントの使い忘れです。
後からゆっくり返礼品を選ぼうと寄付をし、時間が経ちすぎるとポイントが失効してしまう場合があります。
ふるぽで交換できるポイントには有効期限があります。自治体毎に有効期限は異なりますが、通常は1年~2年です。
寄付をする際には必ずポイントの有効期限を確認しておきましょう。
また、寄付後はなるべく早く返礼品に交換することをおすすめします。
ポイントは寄付した自治体しか使えない
返礼品は後から決めるから、とりあえず先に寄付をしてしまおうと考える方は要注意です。
交換したポイントは寄付先の自治体でしか使うことができません。
大まかに欲しい返礼品を決めておき、返礼品の中に含まれているか確認をした上で申し込みましょう。
欲しい返礼品が定まらない場合は、できるだけ多くの返礼品を準備している自治体を選んでおくと安心です。
ポイントの価値は自治体毎に異なる
例えば10,000円の寄付をした場合、A市では1,000ポイントがもらえ、B市では500ポイントがもらえるといった差異が生じます。
これは、自治体毎に1ポイントあたりの価値が違うために起こります。
もらえるポイントの量が多ければお得だとは限らないので注意しましょう。
ポイントを使い切るのが難しい
交換したポイント内であれば、返礼品を自由に組み合わせてもらうことができます。
しかし、全てのポイントを余すことなく使いきるのは難しいです。
有効期限内であれば、再び同じ自治体に寄付することで有効期限を伸ばし高額な返礼品と交換することも可能です。
寄付する自治体を絞っている方には良いですが、様々な自治体に寄付をしたいと考えている方はポイントが余る可能性を視野に入れて利用しましょう。
まとめ
ふるぽについて見てきました。内容をまとめると以下のようになります。
- ふるぽは、ふるさと納税でポイントが貯まる
- ためたポイントは2年越しで交換することもできる
- ポイントの使い道や有効期限に注意
ふるさと納税サイト、ふるぽについて見てきました。
利用した分をポイントにできるため、後からゆっくり返礼品を選ぶことができます。
ポイントの利用期限や、使用できる自治体について注意しながら使いましょう。