ふるさと納税をすることで靴がもらえる自治体もあります。
同じ靴ばかりはいて、靴はなかなか買わない人もいますし、おしゃれは足元からとも言われますので、ふるさと納税でくつがもらえると嬉しい人は多いと思います。
どんな靴がもらえるのか、どの自治体に寄付をすればもらうことができるのか、などふるさと納税で靴がもらえる自治体やおすすめについて見ていきたいと思います。
ふるさと納税で靴がもらえる自治体
茨城県境町
茨城県境町は、サイクリングの普及に力を入れています。以前は、ふるさと納税をすると、プロショップタカムラの提供で自転車の返礼品がもらえていました。
2017年11月現在では、自転車の返礼品は受け付け終了していますが、プロショップタカムラが提供するサイクリング用の靴を引き続きもらうことができます。
「シマノシューズ」
ふるさと納税額40,000円
サイクリング入門者におすすめの、シマノシューズです。赤と黒のどちらかのカラーを選ぶことができます。とても履き心地が良く、通気性にもすぐれています。
「ロードシューズ SIDI（シディ）SHOT」
ふるさと納税額150,000円
登山靴の専門店からはじまり、現在ではサイクリングシューズやモーターサイクルシューズも販売しているSIDIの靴です。そして、このSHOTは高品質なフラッグシップモデルです。
ダブルテクノ3プッシュという新機能が搭載され、中央にある調整レバーの真ん中に位置する赤いボタンを押すことで、走行中でも締め付けが可能です。5種類のカラーから好きな色を選びましょう。
「ロードシューズDMT R3」
ふるさと納税額105,000円
DMTは、ヨーロッパの職人が一つずつ手作りで靴を作る、イタリアのブランドシューズメーカーです。サイクリングだけでなく、トライアスロンやプロサッカーなど、さまざまな用途の靴を手がけています。
R3シリーズは、東レの軽量で丈夫なカーボンを使用しています。そのため、高い走行性能が得られます。
宮崎県高鍋町
創業70年の老舗靴屋、村田謹製の靴を、宮崎県高鍋町にふるさと納税するともらえます。村田謹製は高鍋町で一番古い靴屋で、リーガル社のブランドKENFORDの、丈夫で履き心地が良い靴を提供しています。
天然皮革が使われていますので、履くごとにどんどん足になじんできます。天然皮革が故の色落ちがある可能性もあります。また、色の選択はできません。
どの種類の靴を選んでも、携帯靴ベラもついてきて、お得です。
「紳士革靴 KENFORD KB46＋村田謹製携帯靴ベラ」
ふるさと納税額20,000円
シンプルなスタイルで、汎用性の高いプレーントゥシューズです。飾りがなくシンプルなので、ビジネスマンには特におすすめです。24cm～27cmまで、0.5cm刻みでサイズ選択ができます。
皮がとても柔らかくて履きやすいのに加え、靴底に滑りにくいセミラグソールを使用しています。さらに撥水加工もついているので、雨の日など悪天候時にも安心して使えます。
日常的に履く靴にも使えますし、フォーマルな場に履いて行っても問題ありません。
「紳士靴 REGAL 2235NA ウィングチップ ブラック＋村田靴店謹製靴ベラ」
ふるさと納税額70,000円
カジュアルなウィングチップの革靴です。
ウィングチップとは、トゥ（つま先）の部分に羽のような装飾が施されている靴のことです。24cm～26.5cmまで、0.5cm刻みでサイズ選択ができます。
靴底がレザーソウルになっているので、履き心地はとても良いです。そのかわり、ツルツルの床を歩く時には少し滑りやすいので、注意が必要です。
「REGAL レディース靴＋村田謹製携帯靴ベラ」
ふるさと納税額30,000円
女性用のハイヒールです。22cm～25cmまで、0.5cm刻みでサイズ選択ができます。
ヒールの部分がワイドになっていて、安定感を重視しています。仕事ができる女性を演出するのに適しています。
天然皮革なので柔らかくて履きやすく、ハイヒールながら歩きやすいので、通勤時や営業で歩き回る職業のOLに特におすすめです。
滋賀県近江八幡市
近江牛や琵琶湖で獲れる湖魚などの特産品がふるさと納税でもらえる滋賀県近江八幡市ですが、完全オーダーメイドの八幡靴も人気特産品の一つです。
八幡靴の歴史は、豊臣秀吉が近江に城下町を築いたころにまでさかのぼります。
約400年受け継がれてきた技術を持った、60年以上のキャリアを持つベテラン靴職人が一足ずつ作り上げます。
人気が高すぎて、靴の納品まで半年以上かかることもあります。
これは、職人がより良い靴を提供するために細部までこだわることと、足形を郵送するなどの作業に時間がかかることなどが理由です。
「一足一足丁寧に作り上げるオーダーシューズ・オーストリッチ革」
ふるさと納税額214,000円
南米産のダチョウの皮を使って作られる、オーダーシューズです。ダチョウの皮はブランドバッグや財布の材料にも使われ、その中でも最高品質の皮が使われます。
ふるさと納税をすると、足形計測道具一式が自宅に届きます。はだしの状態で両足の足形をとって返送し、その後仮縫い靴が届くので試着します。仮縫い靴を返送したら、あとは完成品を待つだけです。
近江八幡市のふるさと納税では、ダチョウの皮の他にも、南米産のイノシシ、ペッカリー革・カンガルーの革を使ったオーダーシューズも選べます。
山形県河北町
山形県河北町の靴メーカー、青木安全靴は、その安全性の高さから建設業や災害救助用、高所作業用、農林水産業など様々な靴を製造し、高い評価を得ています。
河北町へのふるさと納税でもらえる靴は、スニーカーなどカジュアルな物が多いですが、安全でとても長持ちします。また、糖尿病足に対応した靴も選べます。
「青木安全靴GX033【軽量・静電気機能付スニーカータイプ】」
ふるさと納税額10,000円
静電気帯電防止機能がついたスニーカーです。サイズは23.5cm～28.0cmまで0.5cm刻みで選べます。重量が左右合わせて400gと、とても軽いので履きやすいです。
本来は帯電しやすい環境で作業する職業の人向けに開発された靴です。いつ事故や災害などにまきこまれるかわかりませんので、その備えに持っておくとよいでしょう。
福岡県久留米市
福岡県久留米市は、古くから製造業が盛んです。その一つが、120年以上もの歴史を持つ靴メーカー、アサヒシューズです。
久留米市にふるさと納税をすると、アサヒシューズ製の多種多様な靴がもらえます。スニーカー・ビジネスシューズ・ウォーキング用シューズなどがあります。
特にメディカルシューズは、膝や足裏の負担を減らすための工夫が施された靴です。その秘密は、膝への衝撃を分散吸収しやすい構造などをもったSHM機能にあります。
「通勤快足TK51-05ブラック」
ふるさと納税額66,000円
名前の通り、通勤に適したビジネスシューズです。雨の日にも転倒の危険が少なく、蒸れにくい構造になっています。かかとがすり減りにくいため、毎日の通勤に使っても長持ちします。
「メディカルウォーク2944レンガ」
ふるさと納税額64,000円
SHM機能のついたメディカルウォークです、ファスナーつきなので、脱ぎ履きが容易です。
膝などの負担が軽減されるだけでなく、普段あまり使われない筋肉も使われるため、自然な運動効果もあります。
その反面、初めて履くときには普段歩く時以上に疲労を感じることもありますので、徐々に慣らしていく履き方が好ましいです。
また、靴底のかかとの部分にらせん状のリブ構造があります。
これは上記のSHM機能を最大限発揮させるために重要なので、泥や小石がつまっていないか頻繁にチェックしましょう。
広島県府中市
広島県府中市は、木工産業を中心とした職人の町です。そんな府中市に2002年に誕生した株式会社スピングルカンパニーは、メイドインジャパンにこだわった靴作りを行っている会社です。
そのスピングルカンパニーが提供する靴は、日本人の足に合うように開発から生産まで一貫して国内で行われています。柔らかくて足にぴったり合う、履き心地の良い靴を、府中市にふるさと納税をすればもらえます。
「SPINGLE MOVE カンガルーレザースニーカーSPM-110」
ふるさと納税額50,000円
カンガルーの皮を使った、軽くて丈夫なスニーカーです。カンガルーの皮を使ったスニーカーはとても珍しいです。
しかも、靴底がはがれにくくするために、バルカナイズ製法と呼ばれる釜を使った製法を手作業で行っています。そのため、丈夫でとても長持ちします。
ふるさと納税でもらえる人気のブランド靴
「多くのサイクリストを魅了するロードシューズ SHIMANO SH-RP200」
茨城県境町
ふるさと納税額40,000円
SHIMANOは、ロードシューズ用のビンディングシューズのブランドです。ビンディングシューズとは、ビンディングペダルに直接取り付けるタイプの靴です。
靴とペダルを固定するので、転倒するおそれがあります。しかし、姿勢を保持してスピードを上げたり、より長い距離を進むにはとても適した靴です。
茨城県境町でもらえるロードシューズは数種類ありますが、このSHIMANO製のSH-RP200は初心者にも履きやすいエントリーモデルです。
この靴はストラップが三つついているタイプなので、ビンディングペダルがそれに対応しているか確認しましょう。四つついているタイプもあるからです。SHIMANO製ペダルなら問題ありません。
「広島東洋カープ「松山竜平モデル」トレーニングシューズ」
鹿児島県大崎町
ふるさと納税額16,000円
鹿児島県大崎町は、プロ野球球団の広島東洋カープに所属するベテラン外野手、松山竜平選手の故郷です。このトレーニングシューズは、松山竜平選手が使用しているのと同じモデルです。
2017年は広島東洋カープがリーグ優勝したので、このトレーニングシューズの人気も高まる可能性があります。
大崎町は、松山竜平選手の他に現役2選手、すでに引退した2選手含めて5人のプロ野球選手を輩出しています。阪神タイガースの新キャプテン福留孝介選手などです。
素材にエナメルを使用しているので、とても軽量で、日々のトレーニングにぴったりです。サイズは24cm～29cmから選べます。
「ゴルフシューズGSHC70」
岐阜県関市
ふるさと納税額35,000円
タイヤメーカーのブリヂストンが作った、スパイクレスのゴルフシューズです。なぜタイヤメーカーの靴を取り上げたのか疑問に思われるかもしれませんが、靴底にブリヂストンの技術が取り入られているからです。
通常、競技用のゴルフシューズには滑り止めのためにスパイクが取り付けられています。以前は金属のスパイクが多かったのですが、近年では芝を傷つけないために樹脂製の滑り止めが主流になっています。
さらに履きやすさを追求したのがスパイクレスのゴルフシューズです。靴底に、ブリヂストンのタイヤテクノロジーが応用され、より歩きやすく、スイングもしやすい靴になっています。
岐阜県関市にふるさと納税をすると、まず引換券が郵送されます。その引換券に希望サイズと色を記入して返送すると、2週間前後で靴が手元に届きます。
「ZSP-BITER TOUR ゴルフシューズレディース」
岐阜県富加町
ふるさと納税額35,000円
こちらも、同じ岐阜県の富加町でもらえるブリヂストン製のレディース用ゴルフシューズです。仕様は、上記とほぼ同じです。メンズも選択できます。
申し込み方法は、GSHC70 チェンジカードを使います。注文ハガキにサイズと色を記入して、2週間前後待てば、靴が届きます。
【神戸シューズ】超軽量防水シューズ（ローファー）
兵庫県神戸市
ふるさと納税額50,000円
兵庫県神戸市長田区は、古くから日本有数の靴の町でした。多くのブランド靴やオーダーメイドの靴、着せ替えができる靴などを、多くの靴屋が製造しています。
この靴は、ソフトな牛革を使用した、軽量ビジネスシューズです。接地面から4cm上まで防水仕様になっているので、悪天候でも使えます。
「ninaデザインシューズ」
兵庫県加西市
ふるさと納税額30,000円
天才小学生デザイナーnina（本名：松本新菜）と株式会社マリアンヌが作ったウォーキングシューズです。松本新菜さんは2006年4月生まれで、すでに多くのデザインを手がけ、個展も開いています。
兵庫県加西市は、地元の病院勤務靴専門メーカー、株式会社マリアンヌ製靴が、北条高校デザイン部の協力も得ながらninaデザインのウォーキングシューズを作り上げました。
デザインの良さだけでなく、軽量で衝撃吸収にすぐれているのも特徴です。毎日のウォーキングを快適にできます。
サイズは22.5cm～27.5cmまで、0.5cm刻みで選べます。幅広いサイズから選べるので、足が小さめの女性にも適しています。
靴のデザインのカラーはレッド・ネイビー・ブラック・ブラウンなどから選びましょう。色だけでなく、デザインの柄も、それぞれ微妙に違います。
「青木安全靴A-Bee01【ゆったり幅広設計糖尿病足対応靴】」
山形県河北町
ふるさと納税額50,000円
この靴を提供する青木安全靴は、日本初の安全靴専門メーカーです。製造業や建設業など多くの職場や作業場で、青木安全靴製の靴が使われています。
その安全性の高さから、青木安全靴はNHKの「超絶 凄ワザ！」などのマスコミに取り上げられたり、山形エクセレントデザインセレクション2003など多くの受賞もしています。
このA-Bee（アビー）は、糖尿病患者が履きやすいように設計されています。糖尿病の初期症状は足の異変に現れやすいです。主な異常は大きく分けて3種類あります。
まず、神経障害です。けがややけどをしやすくなり、タコやウオノメもできやすくなります。次に、動脈硬化の影響で血流が悪くなります。最後に、血糖値の高さから足の指先が感染症にかかりやすくなります。
それらの異常に対し、足が変形したり感染症になったりしても靴擦れしないように足幅が広くゆったり設計されています。特につまさきの部分が十分に広くなっています。
ソールが、軽量発泡ポリウレタンとRBCセラミックス入り耐滑ゴムとの二層構造になっていますので、クッション性も高く、糖尿病の症状が緩和されます。治療用ではありませんので、ご注意ください。
ふるさと納税で靴をもらう際の注意点
返品ができない
ふるさと納税で靴をもらう時、最も気をつけたいのは靴が足にフィットするかどうかです。
基本的に返品ができないので、寄付する前にサイズなどは念入りに確認しましょう。
一昔前は、通販での靴の返品は不良品でない限りできませんでした。
ところが、アメリカのザッポス社が靴の通販ではじめた返品無料サービスの影響で、最近では日本でも靴の返品が増えてきました。
残念ながら、ふるさと納税は寄付なので、入金後の返礼品を返品することは基本的にできません。
靴の通販と同じような感覚で注文しないようにしましょう。
靴の色や模様が気に入らない、デザインが思っていたものと違ったなどの理由で、ふるさと納税でもらえる靴を返品することはできない自治体がほとんどです。
また、サイズが合わないトラブルも多いです。
ふるさと納税サイトにはサイズが記載されていますので、自分の足のサイズに合った靴を必ず選ぶようにしましょう。
大人の場合はそれほど問題ないですが、赤ちゃんや子供用の場合は特に注意が必要です。
ふるさと納税は届くまで数週間から1か月以上かかることもあるので、子供の成長を見越してやや大きめのサイズを選びましょう。
また、スキーブーツやスケートシューズをふるさと納税で提供している自治体もありますが、厚手の靴下を履くことなどを想定してサイズを選ばないと、かかとやつま先の部分を痛めることがあります。
試し履きができない
ふるさと納税で靴をもらう場合、試し履きができないのが一番のデメリットです。
特に、かかとや土踏まずの部分が足にフィットするかどうかは、実際に試し履きしてみないとわからないこともあります。
返品もできず、試し履きもできないことを考えると、ふるさと納税で靴をもらうのをちゅうちょされるかもしれません。
そんな方におすすめなのが、オーダーメイドの靴です。
オーダーメイドの靴は、あなたの足にぴったり合うように作られるため、サイズやフィット感が合わないトラブルは避けられます。
その代わり、時間と手間がかかります。
人気の高いオーダーメイドの靴は、半年以上、最長で1年も待たされることもあります。
その理由は、靴職人が手作りで作ることと、ふるさと納税先と何度かやりとりする必要があるからです。
自治体によって差がありますが、大まかな手順は、まず寄付の手続きを行い、素材やサイズ・デザインなどを選びます。その後、足形を計測して郵送します。
靴職人によって靴が作られた後、仮縫い状態の靴が届きますので、試着します。問題がなければそのまま返送し、本縫いの完成靴が届くことになります。
オーダーメイドの例を一つご紹介します。滋賀県近江八幡市にふるさと納税をしてもらえる八幡靴は、とても人気が高いので、寄付は早めにすませてください。
「一足一足丁寧に作り上げるオーダーシューズ・オーストリッチ革」
滋賀県近江八幡市
214,000円
目的に合わせて靴を選ぶ
目的に合わせて靴を選ぶことも大事です。
靴の用途は、ビジネス向け、フォーマル用、弔事用、スポーツやレジャー・アウトドア用など様々です。
また、子供向けや高齢者向けなどもあります。
さきほど上げたスキーブーツや、サイクリング専用のシューズなど、特定の目的にのみ使われる靴もありますので、間違えて必要の無い靴を選ばないように注意が必要です。
また、糖尿病患者専用の靴など、履く対象を限定している靴もあります。
対象外の人が選ぶと、本当にその靴が必要な人がもらえないことになりますので、その対象に当てはまる場合にのみ選びましょう。
素材選びも大事です。
チェック項目は、軽さやクッション性・疲れにくさ・通気性などです。天然皮革の靴は手入れが大事なので、その点も考慮しましょう。
サイズや素材が足に合わないと、靴ずれや血行障害などを引き起こすこともあるため、無理をして履き続けないようにしましょう。
まとめ
ふるさと納税で靴がもらえる自治体について見てきました。内容をまとめると以下のようになります。
- ふるさと納税の返礼品で靴がもらえる自治体は多くある
- お手頃なものから高級品まで幅広く揃っている
- 返品はできないので、サイズや色など慎重に選ぶ必要がある
食品ほどメジャーではないものの、ふるさと納税の返礼品で靴がもらえる自治体は多くあります。
もらえるものも、一般的で手頃な価格帯の靴から、高級品やユニークな靴をもらうこともでき、幅広い中から選ぶことができるといえます。
ただし、返礼品の返品や交換は基本的には受け付けていないため、サイズ違いや色や素材がイメージと違ったなどがないよう、寄付をする際は慎重に選ぶ必要があります。
ふるさと納税で商品券がもらえる自治体ともらえるもの
ふるさと納税で腕時計がもらえる自治体と注意点