ふるさと納税をするなら、寄付できる自治体や返礼品がまとまっているポータルサイトで探すのが便利です。
ただ、いくつかポータルサイトがあるのでどのサイトから寄付をするのが良いか迷ってしまう人もいると思います。
そこで人気のふるさと納税サイトの特徴やどのサイトがおすすめなのかを見ていきたいと思います。
ふるさと納税のおすすめサイトはどこ?
ふるさと納税を行う際には、ポータルサイトを利用する人も増えています。
たくさんのポータルサイトの中からおすすめのものを使うことで、よりお得にふるさと納税ができます。
ふるさとチョイス
ふるさとチョイスは日本で最大級のふるさと納税ポータルサイトです。
おすすめの理由は、全ての自治体の情報がチェックできるためです。
自分が支援したい自治体を選択することができ、指定された寄付金の使い道の中から用途を選ぶこともできます。ふるさと納税の情報集めを行う場合には、ふるさとチョイスを活用しましょう。
使い方も簡単で、会員登録を行えば個人情報の入力も一度で終わります。支払い方法は自治体によって異なりますが、クレジットカードに対応する自治体も増えており、2017年11月時点で1,297の自治体でクレジットカード決済を選べます。
ふるさとチョイスで取り扱われている自治体数が1,788のため、70%以上の自治体がクレジットカードに対応していることになります。またクレジットカードだけでなく、ふるさとチョイスでは多様な支払い方法を導入しています。
コンビニ決済や携帯電話料金とのまとめ支払いなど、自治体側が対応していれば豊富な支払い方法が選択できます。なお、ふるさとチョイスではYahoo!公金支払いを採用しているため、Tポイントを持っている場合はTポイント払いも可能です。
またふるさとチョイスにはチョイス限定の返礼品が設定されているため、他のポータルサイトではもらうことができない返礼品の選択が可能です。
オリジナルの返礼品を手に入れたい場合には、ふるさとチョイスがおすすめです。
ふるなび
ふるなびも、おすすめできるポータルサイトです。最大の理由は家電製品の取り扱いを続けているためです。
家電製品の取り扱いは2017年4月に総務省が返礼品の見直しを求める通達を発表したことから、減少し続けています。
家電製品を返礼品に設定している自治体は残っていますが、ポータルサイト自体が家電製品の取り扱いを全面的に中止していることもあります。
ふるさと納税を行って生活必需品である家電製品を手に入れたい場合には、ふるなびがおすすめです。炊飯器や掃除機などの生活家電から、パソコンなどのIT機器の取り扱いもあります。
家電製品が充実しているポータルサイトはふるなび以外にほとんど存在しないため、家電製品の返礼品がなくなる前に手に入れたい方は注目しておきましょう。
またふるなびにはプレミアムサービスが用意されていることも特徴です。ふるなびプレミアムは高額所得者向けのふるさと納税代行サービスです。
高額所得者は多くの寄付を行うことができますが、どのように寄付額を振り分けるのが良いか考えるだけでも時間がかかってしまいます。
ふるなびプレミアムは金額や欲しい返礼品によっておすすめのコースを提案してくれるため、高額所得者でも手軽にふるさと納税ができます。
もしふるさと納税を50万円以上行いたいと考えているのであれば、ふるなびを選択しましょう。
楽天ふるさと納税
せっかくふるさと納税を行うのであれば、お得にふるさと納税をしたいと考える方におすすめなのが楽天ふるさと納税です。
楽天市場と連携してサービスが提供されているため、楽天市場のポイントアップセールと同様にポイントがアップします。自治体からの独自還元はありませんが、複数の自治体に寄付を行うことでショップ買いまわりポイントが付きます。
ふるさと納税で多くのポイントがもらえるため、還元率が高いことがメリットです。楽天カードやアプリを駆使すれば、セールが行われていない時でも一定の楽天ポイントが還元されます。
また貯めた楽天ポイントもふるさと納税に利用できるため、実質0円でふるさと納税を行うことも夢ではありません。
参加自治体は他のポータルサイトに比べて少ないですが、楽天ふるさと納税を選択することで納税金額を抑えながら減税することも可能です。
さとふる
さとふるはサイト上で「利用意向NO.1」をうたっている、ソフトバンクグループ運営のポータルサイトです。大手会社が運営していることもあり、信頼性も高いことが特徴です。
さとふるでは利用者のレビューが見られることもあり、人気のある返礼品がどれかはっきり分かることも魅力です。
また食品や宿泊チケットが充実していることも魅力で、おいしいものが食べたい場合や旅行に行きたい場合にはおすすめのポータルサイトです。
さとふるはキャンペーンが行われていることもあるため、できれば大々的なキャンペーンの際に利用するのがおすすめです。
過去には10,000円の寄付で1,000円分のAmazonギフト券を還元するなど10%が戻ってくる大型キャンペーンも実施しています。
Amazonで買い物をすることもでき、ふるさと納税の金額も最小限に抑えることができます。他のポータルサイトではなかなか行われないキャンペーンのため、さとふるのキャンペーン情報には気を配っておきましょう。
会員登録をしておくと、最新キャンペーンのお知らせもメールで行ってくれます。
ポイント、マイル派におすすめのふるさと納税サイト
楽天ふるさと納税
ポイント派におすすめのふるさと納税ポータルサイトが、楽天ふるさと納税です。
楽天ふるさと納税で還元されるポイントは「楽天ポイント」です。
一体どの程度還元されるのか、詳細を見ていきましょう。
楽天市場でふるさと納税をすれば1%還元
楽天市場でふるさと納税を行うことで、通常ポイントの1%還元を受けることができます。
基本的にクレジットカードのポイントしか貯まらないふるさと納税ポータルサイトが多いですが、この時点で楽天ふるさと納税は有利です。
楽天カードでふるさと納税すれば3%還元
楽天カードを持っている方であれば、上記のポイントだけでなくカード利用で楽天ポイントが貯まります。他のクレジットカードよりも遥かにお得な還元率のため、楽天ふるさと納税を選択するなら必須のクレジットカードです。
一般カードは年会費も無料のため、楽天ふるさと納税を積極的に利用するつもりであれば作っておきたいカードです。
楽天スーパーセールのポイントアップも併用できる
ショップ買いまわりを利用すれば、最大で9%の楽天ポイントがもらえます。3か月に1回程度開催されているため、楽天スーパーセールの時期にふるさと納税をまとめて行ったり楽天市場で買い物を行えば還元率が更に高まります。
お買い物マラソンを利用する
楽天スーパーセールが行われていない時でも、楽天お買い物マラソンが行われていることがあります。
多くのショップを利用することで最大9%の楽天ポイントがもらえます。月初に行われることが多いため、定期的に確認しておきましょう。
現在はややポイント還元率の低下もある
楽天ふるさと納税では、セールに関わらず10%還元の自治体が数多くあることがメリットの一つでした。
ただしこの時期を問わない10%還元は、現在では行われていません。
2017年4月からポイント10倍の自治体がなくなっています。
総務省による通達の内容には、返礼品自体の見直しだけでなく楽天ふるさと納税などのポータルサイトに向けた文言も記されています。
返礼品の還元率を3割以下にすることや換金性が高い返礼品の廃止が主な通達ですが、この中にはふるさと納税を紹介する事業者が付与するポイントも対象になっているためです。
楽天ふるさと納税で具体的な廃止の発表はありませんが、今後は時期を問わずにポイント特典を受けることは難しい状況です。
楽天ふるさと納税を活用する場合には、楽天カードの使用や買いまわりポイントを活用することが大切です。
ANAのふるさと納税
マイル派におすすめのふるさと納税ポータルサイトは、ANAのふるさと納税です。
ANAは航空会社ですが、ふるさと納税にも積極的です。
ANAのふるさと納税を利用して寄付を行うと、100円ごとに1マイルが付与されます。
ANAのふるさと納税にはそれ以外のメリットも多く、マイルを効率的に貯めたい方にぴったりです。
全自治体がクレジットカード決済に対応している
ANAのふるさと納税に参加している自治体は、すべてクレジットカード決済に対応しています。
クレジットカードの利用で貯まるポイントも手に入れられるため、効率良くマイルやポイントを貯められることが魅力です。
ANAマイレージクラブ会員である必要はありますが、普段からANAのマイルを貯めている方はふるさと納税をANAのふるさと納税で行うとお得です。
ANAカードを持っている場合は、ふるさと納税でのマイル付与とは別にクレジット決済分のマイルが貯まります。
不定期にダブルマイルキャンペーンを開催
2016年から2017年にかけて、ANAのふるさと納税ではダブルマイルキャンペーンを開催していました。
キャンペーン中にふるさと納税を行うと100円につき2マイルが付与されるため更にお得です。
今後も開催される可能性があるため、マイルをたくさん貯めたい場合にはお知らせをチェックしておきましょう。
プレゼントキャンペーンの開催もある
ANAのプレゼントキャンペーンはオリジナルグッズやANA航空券などがもらえるものもあります。
ふるさと納税を行うだけで対象になるため、キャンペーンを見逃さないようにしましょう。
ふるなび
ふるなびは、ポイントサイトを利用している方におすすめのふるさと納税ポータルサイトです。
ポイントサイトは色々なものがありますが、寄付額の0.5%から1%程度のポイントが還元されます。
ポイントサイトに会員登録し、ポイント還元の個別ページからふるなびにアクセス後寄付を行うことで後日ポイントが付与されるしくみです。
一般的にポイントサイトは登録無料のため、同じようにふるさと納税を行うならポイントが還元されるふるなびで行うとお得です。
ポータルサイトの大半はポイントサイトに登録されていませんが、ふるなびは多くのポイントサイトで利用できます。
ポイントサイトで手に入れたポイントは、現金化や通販サイトで利用できるポイントへ移行することができます。またマイルへの移行が可能なポイントサイトもあるため、ポイント派だけでなくマイル派にもおすすめの寄付方法です。
ふるなびはAmazonギフトコードも付与される
2017年11月1日から、ふるなびを通して寄付を行うとAmazonギフトコードの還元を受けられるようになりました。
寄付金額の1%が還元されます。
ただしふるなび会員に登録し、ログイン状態で寄付を行う必要があります。
またふるなびサイトを利用し、クレジットカード決済が条件です。
Amazonギフトコードの受取は寄付完了月から2か月後です。
取得は半年間有効で、それ以降は権利がなくなります。
忘れないようにマイページからギフトコードを発行し、Amazonで登録を行いましょう。
お得な返礼品がほしい人におすすめのふるさと納税サイト
多くの返礼品の中で還元率の高い商品を掲載しているポータルサイトと返礼品をご紹介します。
ふるなび
ふるさと納税返礼品の中から姿を消しつつある家電製品が多数掲載されています。
家電製品は長く使い続けることができるため、人気が高い返礼品です。
家電製品を入手したい方は、まずふるなびをチェックされることをおすすめします。
家電の掲載数、種類は他のポータルサイトに比べ抜群に豊富です。
食品についても、お得度が高いものが多く掲載されています。
山形県舟形町
A4ランク以上 山形牛焼肉セット600g
ふるさと納税額 10,000円(還元率推定80%)
きめが細かく食味がおいしい山形牛の中で、A4ランク以上のものが厳選されています。
モモ300g、カタ300gのセットです。
山形県庄内町
平成29年庄内町産はえぬき15kg
ふるさと納税額 10,000円(還元率81%)
新米のはえぬきが15kgもらえます。5kgずつ小分けしてあります。
茨城県日立市
空気清浄機
ふるさと納税額 30,000円(還元率約53%)
日立の製品が多数掲載される中、還元率が高い空気清浄機です。
長野県飯山市
マウスコンピューター15.6型ノート
ふるさと納税額 250,000円(還元率約46%)
飯山市内の工場で生産されたコンピューターです。
さとふる
ふるさと納税初心者でも使いやすい便利さが魅力で、ユーザー目線の機能が充実しています。
平日仕事で不在になりがちな方にうれしい、土日配送が指定できる返礼品も多数掲載されています。
また返礼品のステータスが確認できたり、人気の返礼品や限定品などの再入荷の時期をメールで知らせてくれます。こまめに自治体のWebサイトを確認する手間が省ける点も便利です。
さとふるは、寄付の管理においても便利です。
複数の自治体に寄付する場合はもちろん、さとふる以外のポータルサイトを使用して寄付した場合も一緒に登録することができ、年度ごとの合計寄付額が表示されます。
長崎県松浦市
松浦・潮風のたより
ふるさと納税額 5,000円(還元率推定84%)
松浦で水揚げされた干物の品数豊富なセットです。ふっくらした身と凝縮された旨味が特徴です。
北海道八雲町
北海道近海産毛ガニ
ふるさと納税額 10,000円(還元率推定68%)
身詰まり抜群の毛ガニが2匹もらえます。
ふるさとチョイス
ポータルサイトの中では歴史ある老舗のサイトです。
掲載自治体数は全国100%のため、品数が大変豊富です。返礼品を比較しながら寄付先を決めたい方にはおすすめです。
特集が豊富で、申し込みの時期に合った返礼品が見つけやすく、また検索機能も充実しているため様々な条件での検索ができます。
まとめ
ふるさと納税のおすすめサイトについて見てきました。内容をまとめると以下のようになります。
- 食品を探すならさとふるがおすすめ
- 家電を探すならふるなびがおすすめ
- ポイント、マイル派には楽天ふるさと納税がおすすめ
ふるさと納税のポータルサイトはそれぞれ特徴があり、目的にあったサイトを選ぶことが重要です。
食品を探すなら、食品が豊富で人気ランキングが見やすいさとふるがおすすめです。
家電を探したい人は唯一家電カテゴリがあるふるなびが向いています。
ポイントをためてお得にふるさと納税をしたい人は、楽天ポイントがたまる楽天ふるさと納税がおすすめです。
ご自身の目的にあわせてポータルサイトを選択してみてください。