食品だけでなく、アイロンなどの家電製品もふるさと納税の返礼品として扱われてきました。
しかし最近は家電製品の返礼品は見かけることが少なくなってきています。
ここではふるさと納税での家電製品の状況、アイロンを扱っている自治体の情報などについてご紹介します。
ふるさと納税でアイロンがもらえる自治体はある?
ふるさと納税の返礼品の中でお得度が高いと言われる家電製品ですが、2017年9月時点でアイロンの掲載はないようです。
返礼品から姿を消してしまったアイロンなどの家電製品
以前は、長野県伊那市が「T-falコードレススチームアイロン フリームーブパワー9985」を提供していました。
T-falのアイロンは機能満載で使いやすく人気が高い商品です。
長野県伊那市が返礼品として扱っていた頃は、40,000円の寄付でもらうことができました。
還元率にすると50%ですから、かなりお得です。
多くの家電製品を返礼品にしていた長野県伊那市ですが、他の自治体と同様に返礼品を見直し、返礼品から家電を全て廃止してしまいました。
ズボンプレッサーなら取り扱っている自治体があるかも知れないと思いましたが、こちらもありませんでした。
家電製品が返礼品から姿を消した理由
爆発的に注目度が高まったふるさと納税は、節税効果と魅力的な返礼品により多くの人が寄付をするようになりました。
しかし、返礼品の人気度により特定の自治体に寄付が集中したり、都市部の税収が激減する事態を招きました。
また、換金しやすい返礼品の転売が問題にもなりました。
こうしたことから総務省はふるさと納税の返礼品について、換金性の高いものや資産価値の高いものを廃止し、還元率を3割に抑えるように通達を出しました。
現在では大手ふるさと納税ポータルサイトも徐々に金券や家電製品の掲載を廃止するようになり、各自治体も返礼品の検討や中止を進めてきています。
寄付額30,000円から50,000円で、現在も申し込める返礼品
このように家電製品の返礼品は徐々に少なくなってきているのが現状ですが、家電メーカーの工場がある自治体を中心に、提供されている家電もまだ存在します。
返礼品は家電が良いと考えられている方は、早めに申し込まれることをおすすめします。
それでは現在も申し込み可能な家電の返礼品と自治体について見ていきましょう。
静岡県小山町「超軽量コードレススティッククリーナー」
ふるさと納税額 50,000円
1.3kgの軽量さが魅力のクリーナーです。
空気の力でゴミをかきだすので、絨毯など傷を付けずに掃除ができます。
埼玉県三芳町「ケンコーフィルムスキャナーKFS-1450」
ふるさと納税額 40,000円
大切なフィルムをデジタルデータ化できるスキャナーです。
1462万画素、スクラッチモード搭載なので、多少の傷や埃は修正できます。
静岡県小山町「花粉空気清浄機KFN-700」
ふるさと納税額 30,000円
人を感知することで舞い上がった花粉を自動で吸引し、玄関で花粉をブロックしてくれます。
他の家電品はポータルサイトでチェック
他の家電製品も見てみたい方は、ポータルサイトを参考にしてみましょう。
とは言え、最大手ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」は2016年より家電の掲載を中止しており、「さとふる」も2017年4月に掲載を中止しています。
そんな中、アイモバイルが運営する「ふるなび」では、未だ家電製品の情報が掲載されていて充実しています。
まとめ
アイロン・家電製品の返礼品について見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- 家電製品の返礼品は都市部の税収減や転売を助長
- 総務省は家電製品を返礼品から外すよう通達
- 現在アイロンをもらえる自治体はない
かつてはふるさと納税でもらえたアイロンも、今では扱っている自治体がない状態となってしまいました。
家電製品の返礼品は都市部の税収減、転売につながると問題視され、現在は扱う自治体が少なくなっています。
しかしまだ家電製品を扱っている自治体もあるので、ポータルサイトを参考にするとともに申し込みはお早めにすることをおすすめします。