ふるさと納税で自治体に寄付を行うと、ディスプレイなどの家電品をもらうこともできます。
ふるさと納税なら地域貢献もできるので一石二鳥です。
今回はふるさと納税の返礼品として手に入るディスプレイと自治体についてご紹介します。
ふるさと納税でディスプレイがもらえる自治体と還元率
現在ディスプレイがもらえる自治体は長野県飯山市と長野県安曇野市のみとなっています。
長野県飯山市「iiyama製24型液晶ディスプレイ」
ふるさと納税額45,000円
長野県飯山市は、2017年9月末時点でディスプレイ単独で手に入れることができる唯一の自治体です。
しかももらえるのがiiyama製1種類のみに限られています。
iiyamaはマウスコンピューター製ディスプレイのブランド名です。
長野県飯山市にマウスコンピューターの工場があることから、iiyamaのディスプレイがふるさと納税で提供されています。
24型ワイド液晶で解像度も高く、ディスプレイに必要な要素のほとんどを備えているため、200台限定がすぐに品切れになることも予想されます。
興味がある方は急いでお手続きください。
特徴は、目に優しいブルーライト低減機能があることです。
長時間ブルーライトを見続けると、眼精疲労やドライアイなどになりやすく、体内時計も狂います。
毎日パソコン作業をする人にはありがたい機能です。
画面が横に大きく広いので、エクセルの表計算をするときに画面が途切れることなく表示されます。
映画のDVDなども画面いっぱいに見ることが可能です。
2015年1月に飯山市でディスプレイの取り扱いを開始して以来多くのディスプレイが返礼品になり、複数のディスプレイから好きな物を選べる時期もありましたが、現在では減少傾向にあります。
iiyama製24型液晶ディスプレイの還元率は約38%です。
ディスプレイの販売価格は17,000円程度なので、17000÷45000×100=3.77777・・・となるからです。
長野県安曇野市「エプソンダイレクトEndeavor AT993AZM2」
ふるさと納税額420,000円
長野県安曇野市(あずみのし)へのふるさと納税で手に入れることができるパソコンとディスプレイのセットです。
ディスプレイ単独で手に入れることはできません。
もらえるパソコンとディスプレイのセットは2種類あります。
Endeavor AT993AZM2は23.6型ワイド液晶、Endeavor AT993AZM1は21.5型ワイド液晶です。
パソコンとディスプレイが同じエプソンダイレクト製なので相性が良く、ストレスなく接続できます。
Endeavor AT993AZM2の原価は、パソコン本体が約10万円弱、ディスプレイが24,000円です。
そのため還元率は、120,000÷420,000×100=0.2857・・・となり、約29%です。
ふるさと納税でもらえるディスプレイの今後
家電の返礼品は減少傾向
2017年4月の総務省通達以降、ふるさと納税で家電製品を提供していた多くの自治体が撤退しました。
家電製品全て取りやめる自治体から、高額な家電製品のみやめる自治体まで様々です。
そしてディスプレイなど、高額な家電製品をふるさと納税でもらえる自治体は上記の2つを含めごくわずかになっています。
今後は上記の自治体でもディスプレイがもらえなくなってしまうかもしれません。
政治の状況でふるさと納税が左右される可能性も
2017年8月に総務大臣が高市早苗氏から野田聖子氏に代わったことによって、ふるさと納税に対する考え方が変わったと考える向きもあります。
就任後あらたにふるさと納税に関する通達は出されていません。
ただ、2017年9月25日に内閣解散が発表されましたので、政権交代によってはふるさと納税に対する考え方がまた変わる可能性があります。
長野県安曇野市のように強い意思をもってディスプレイやパソコンの提供を続ける自治体は稀で、ほとんどの自治体は政府の考え方に目を光らせながら対応を決めているのだと考えられます。
まとめ
ディスプレイの返礼品について見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- ディスプレイがもらえるのは長野県飯山市と長野県安曇野市のみ
- 数量も限られているので欲しい方はお早めに
- 還元率は約30~40%、返礼品の考え方は政治の状況で変わる可能性あり
ふるさと納税の返礼品には、ディスプレイもあるにはありますが、現在はわずか2自治体が扱うのみとなっています。
しかも数量限定となっていることから、欲しい方は品切れになる前に申し込む必要があります。
ふるさと納税の返礼品の考え方は、時の政府の判断でころころ変わることも予想されるので、欲しいものがある場合は早めの対応が望ましいと言えます。