ふるさと納税 パソコン
スマホ本体もふるさと納税の返礼品として人気があり、これまでいくつかの自治体で取り扱われていました。

2017年4月に返礼品に関する総務省の通達が出されましたが、スマホに関する動向も気になるところです。

今回はふるさと納税でスマホや関連商品がもらえる自治体をご紹介します。


ふるさと納税でスマホがもらえる自治体はある?


2017年11月現在、ふるさと納税でスマホ本体をもらえる自治体はありません。

その理由は、総務省が2017年4月に各自治体に出した通知の影響です。

その通知によって、還元率が3割を超える返礼品や、資産性が高い返礼品は規制の対象になったため、多くの自治体が家電製品の取り扱いから撤退しています。

パソコンやタブレット端末は、わずかに提供を続けている自治体がありますが、スマホはすでに取り扱っている自治体はありません。

2018年以降どうなるかわかりませんが、政権も交代していませんので再開は厳しそうです。

最近までは、長野県安曇野市にふるさと納税をすると、VAIOのスマホがもらえていました。

理由は、地元にVAIOの工場があるためです。

しかし、上記の理由で受け付け停止中です。

ただし、長野県安曇野市ではVAIO Zやエプソン社のEndeavorを引き続き返礼品に提供されています。


長野県安曇野市「VAIO Phone Biz」

ふるさと納税額150,000円(受付停止中)

Windows 10 Mobileを搭載しているため、マイクロソフト製のパソコンと親和性が高く、ビジネスマンには特に評価の高いスマホでした。

外出先でも仕事がストレスなくこなせたからです。

SIMフリーなので、通信会社も自由に選ぶことができました。

VAIO製のパソコンと同様、安曇野市の工場で作られていた人気が高いふるさと納税でしたが、再開は難しい状況です。

長野県飯山市も、マウスコンピュータ工場がある関係で、ウィンドウズスマホを返礼品でもらうことができていましたが、同様の理由で現在は受け付け停止中です。


長野県飯山市「MADOSMA Q501AO-WH」

ふるさと納税額45,000円(受付停止中)

Windows 10 Mobileが搭載されていますが、スペックはやや低めです。

その分、必要なふるさと納税額が比較的低めでした。

スマホ本体がもらえる自治体はありませんが、スマホの周辺機器やスマホに関連した商品をもらえる自治体はたくさんあります。


京都府大山崎町「日本製モバイルバッテリーMPC-3100 ホワイト」

ふるさと納税額10,000円

スマホの充電が約1.3回できるモバイルバッテリーが、京都府大山崎町にふるさと納税するともらえます。

マクセル製のリチウムイオン電池が使われ、高品質で信頼のあるバッテリーです。

大山崎町にはマクセルの京都工場があるため、そこからの提供でこのモバイルバッテリーが返礼品でもらえます。

カラーは、ホワイトの他にもブラック・ピンク・ブルーなどがあります。

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静岡県焼津市「やいちゃんスマホケース+やいちゃんモバイルバッテリー」

ふるさと納税額20,000円

やいちゃんとは、静岡県焼津市公認のゆるキャラです。

2016年のゆるキャラグランプリでは25位にランクインした人気キャラクターです。

静岡県焼津市にふるさと納税すると、そのやいちゃんがデザインされたスマホケースとスマホバッテリーがもらえます。

この返礼品を提供しているアイダックスは、オリジナルスマホケースの製作をしてくれる会社です。

好きなデザインが選べるだけではなく、漢字・ひらがな・アルファベットのいずれかで名入れができます

ハードケースは36種類、モバイルバッテリーは27種類から好きなデザインが選べます。

名入れができるのはハードケースのみで、モバイルバッテリーには名入れができませんのでご注意ください。

全ての種類のハードケースおよびモバイルバッテリーにやいちゃんのイラストが入っています。

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静岡県焼津市「やいちゃん手帳型スマホケース+やいちゃんモバイルバッテリー」

ふるさと納税額30,000円

こちらも、同じ静岡県焼津市へのふるさと納税でもらえる返礼品です。

バッテリーは同じ商品ですが、スマホケースが手帳型になっています。

手帳型ケースは28種類、モバイルバッテリーは27種類から好きなデザインが選べます。

モバイルバッテリーに名入れができないのは、上記の返礼品と同様です。

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岐阜県八百津町「オリジナルiPhone用ケース」

ふるさと納税額30,000円

オリジナルのデザインをレーザーで彫刻してくれる、木製のアイフォン専用ケースです。

イラストや家紋など、好きなデザインを彫刻してくれますので、世界に一つだけのケースができあがります。

ケースに使われる天然木は2種類あります。

やや赤みのあるチェリー、白色のメープルのどちらか好きな方から選べます。

対応する機種は、アイフォン5/5s・アイフォン6/6s/6s plus・アイフォン7/7plusです。

アイフォン8やアイフォンXに対応するかどうかは未定です。

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群馬県前橋市「「木を感じる」ウッドスピーカー”響箱”(iPhoneサイズ)」

ふるさと納税額15,000円

電源不要のウッドスピーカーです。

楽器職人が手作りで作るので、木の温かみを感じながら音楽を聴くことができます。

充電しながら使用できる工夫もされています。

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神奈川県横須賀市「手帳型スマートフォンケース」

ふるさと納税額10,000円

ミリタリーマニアに好んで使われそうな、海上自衛隊をイメージしたスマホケースです。

横須賀市には自衛隊基地があることから、ふるさと納税に取り入れられました。

5インチ以下の多くの機種のスマホに対応しています。

カメラ使用時には、スライドパーツをスライドさせます。

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埼玉県三芳町「スマホ用カメラレンズ REAL PRO CLIP LENS SET」

ふるさと納税額10,000円

スマホに取り付けることが可能なカメラレンズです。

対応する機種は、厚さが30mm以下、スマホ本体の端からカメラレンズの中心までが25mmのものです。

このサイズを上回るスマホには正しく取り付けられません。

スマホのカメラ撮影をする時、接写や超広角・望遠の機能が拡張されますので、デジカメなどより近い撮影が可能になります。

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まとめ


スマホの返礼品について見てきました。

内容をまとめると以下のようになります。

  • 2017年11月時点でスマホ本体がもらえる自治体はない
  • バッテリーやスマホケースなどを扱う自治体は存在する
  • 2018年以降もスマホの返礼品の再開は厳しい見込み

かつてはふるさと納税にて取り扱われていたスマホ本体の返礼品も、総務省の通達以降は取り扱う自治体が無くなってしまいました。

しかし、スマホの周辺機器や関連商品はまだ扱う自治体が残っていて、スマホ用のバッテリーやスマホケースなどはもらうことができます。

このようにスマホ関連商品は取り扱われているものの、スマホ本体は取り扱われていないのが実情であり、今後も再開の見込みは厳しい模様です。

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