ふるさと納税の返礼品としてキャンピングカーがもらえる自治体があり話題になりました。

しかし、総務省からの通達などにより2018年度もキャンピングカーが返礼品とされるかは未定です。

このページでは、キャンピングカーがもらえる自治体と、あわせてバイクがもらえる自治体も紹介します。


ふるさと納税でキャンピングカーがもらえる?

ふるさと納税をすると地域の特産品がもらえるイメージが強いですが、その自治体にある会社の製品を返礼品にしているところも多くあります。

その中でもキャンピングカーを返礼品にした自治体があり話題になりました。


ふるさと納税でキャンピングカーがもらえる自治体

鹿児島県曽於市

ふるさと納税額5,000,000円

還元率50%

曽於市の返礼品であるキャンピングカーは軽自動車をベースにして地元の会社が製造している「テントむし」です。

軽自動車であるため日常の生活で買い物等に利用することもでき、家族でキャンプに行くとき以外にも幅広く使うことができる便利な車です。

サブバッテリーがついているため、エンジンを止めても冷蔵庫や家電製品を1,500ワットまで使うことができます。

2012年の「ものづくり日本大賞」で九州経済産業局長賞を受賞していて、機能性やデザイン性に優れていることから大変人気がある車です。

個人で購入する場合は受注生産となるため、注文から納車まで1年かかります。


今年度の申し込みは終了

曽於市は、地元企業の技術力や市自体の知名度を上げることなどを目指して、このキャンピングカーを2016年度から返礼品に加えました。

2016年度は3台用意したところ、1日半で申し込みが終了する人気ぶりでした。

そこで、2017年度も5台用意し、5月1日から申し込みの受付を開始したところ、5月19日で5台全部の申し込みが終了しました。

詳細はこちらからご覧ください。

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高額の返礼品はなくなっていくのか

2017年4月に総務省から「ふるさと納税にかかる返礼品の送付等について」という通知が出されました。

その中で、価格が高額のものや返礼品の還元率が高いものはふるさと納税の趣旨に反するとして送付しないようにと明記されています。

そのため、曽於市でも2018年度もキャンピングカーを返礼品にするかどうかは未定になっています。

曽於市のキャンピングカーのように寄付金額が500万円の場合、寄付控除を受けるには年収が1億円を超える必要があります。

高額の寄付金額を必要とする返礼品は、見方によっては高額納税者を優遇しているとも受け止められ、世間の批判を受ける可能性もあります。


過去の車の返礼品と今後の可能性

過去には、群馬県太田市が富士重工業のスバル車を返礼品にしようと計画を立てたことがあります。

しかし、スバル車のイメージを下げることを懸念した富士重工業側からの提供の見送りが伝えられ計画は断念されました。

また、岐阜県七宗市でもふるさと納税額100万円で排気量49CCの原付ミニカー登録車を返礼品にしていましたが、現在は取り止めています。

しかし、8月に就任した野田聖子総務相はふるさと納税の返礼品について「自治体に任せることが当然」との認識を示しています。

さらに、財政力の弱い地方自治体がふるさと納税を自由にできることが大切であることを強調して、自らふるさと納税を上手に活用している自治体を訪問してよい取り組みなどを紹介する意向を示しています。

今後、自治体の自由度が回復すると高額な返礼品も復活する可能性があります


バイクがもらえる自治体もある

静岡県磐田市

YAMAHAの工場がある磐田市では、バイクや楽器の返礼品が多く用意されています。ここでは、バイクの返礼品をご紹介します。


YAMAHANMAX125ccバイク2016モデル

ふるさと納税額600,000円

還元率56%


原動機付自転車YAMAHAJOG2017モデル

ふるさと納税額350,000円

還元率54%


E-Vino

ふるさと納税額400,000円

還元率59%


YAMAHATRICTY125ccバイク2015モデル

ふるさと納税額600,000円

還元率65%

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福岡県糸島市

電動ビジネススクーター MELMOM201

ふるさと納税額1,312,000円

還元率34%

地元の会社である明和製作所が作る電動スクーターです。

新聞配達やいろいろな営業用として業務に利用するスクーターです。

バッテリー容量が大きくなり、1回の充電で150㎞走行することができます。

詳細はこちらからご覧ください。

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まとめ

ふるさと納税 お得

ふるさと納税でキャンピングカーがもらえる自治体について見てきました。

内容をまとめると以下のようになります。

  • 鹿児島県曽於市ではキャンピングカーをふるさと納税の返礼品としていた
  • 2017年度の申し込みは終了し、2018年度は未定
  • バイクを返礼品としている自治体もある

鹿児島県曽於市でふるさと納税の返礼品とされているキャンピングカーは、申し込み開始から数日で申し込みが終了する人気ぶりでした。

総務省からの通達や寄附金額が高額になることから2018年度以降の取り扱いは未定ですが、今後自治体の自由度が回復し復活することを期待したいですね。

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