ふるさと納税なら全国の温泉旅行の返礼品の中から、好きな温泉を選ぶことができます。
納税する人とされる自治体の両方にメリットがあるのが、ふるさと納税のいいところです。
ふるさと納税することで温泉旅行に行きたいと思う方はぜひ参考にしてみてください。
ふるさと納税で温泉旅行がもらえる自治体
ふるさと納税の返礼品で温泉旅行がもらえる自治体について、旅館で1泊できることを基準に調査しました。
ふるさとチョイスのお気に入りで上位に入っている自治体を紹介します。
還元率については宿泊のシーズンや食事の内容などにより前後しますので、大体の目安としてご覧ください。
温泉旅行の返礼品のある自治体
それでは温泉旅行がもらえる自治体についてご紹介します。
静岡県磐田市「デラックスツイン宿泊券、和食又は洋食のペアディナー券」
ふるさと納税:50,000円以上の寄付
還元率:41%
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石川県羽咋市「ちりはま ホテルゆ華 ペア宿泊券(スタンダードプラン・平日限定)」
ふるさと納税:100,000円以上の寄付
還元率:33%
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石川県羽咋市「ちりはま ホテルゆ華 ペア宿泊券(プレミアムプラン)」
ふるさと納税:150,000円以上の寄付
還元率:27%
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兵庫県養父市「ペア宿泊、1泊2食(夕・朝)付き」
ふるさと納税:50,000円以上の寄付
還元率:44%
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北海道音更町「十勝川温泉(三余庵、第一ホテル、観月苑、ホテル大平原、笹井ホテル)」
北海道音更町の返礼品では、旅行会社と打合せをして希望のホテル・宿泊日・宿泊人数・部屋タイプ・食事内容などを決定しています。
寄附金の金額と打ち合わせ内容により条件が異なるため、還元率は不明としています。
還元率:不明
ふるさと納税:50,000円以上の寄付
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ふるさと納税:100,000円以上の寄付
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ふるさと納税:200,000円以上の寄付
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神奈川県厚木市「露天風呂付き客室、平日限定 一泊二食付き宿泊券(2名様分)」
ふるさと納税:100,000円以上の寄付
還元率:47%
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鹿児島県霧島市「旅行人山荘、2名1泊2食付、ウェルカムドリンク付+館内利用券付」
- 洋室ツイン又は和室のお部屋を選択可
- 食事はランクアップの「さつま会席」
ふるさと納税:100,000円以上の寄付
還元率:30%
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長野県下伊那郡松川町「飯田線(豊橋~辰野)の片道切符1枚と清流苑平日宿泊券1名様分」
ふるさと納税:60,000円以上の寄付
還元率:22%
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大分県中津市「八面山荘朝食付き、西谷温泉、やすらぎの郷やまくに、いずれかの宿泊チケット」
ふるさと納税:30,000円以上の寄付
還元率:65%
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返礼品の還元率は3割以下に規制される
また、高い還元率の温泉旅行もありますが、2017年4月1日に「寄付額に対して返礼品は3割以下にする」要請が総務省から出されました。
このため、還元率は今後見直されていく傾向にあるので、ふるさと納税を考えている方は早めに検討しましょう。
その他の旅行に関する返礼品
各自治体の温泉旅行に行ける返礼品を基準に紹介しましたが、各自治体の宿泊利用券やるるぶの「割引クーポン」、JTB「旅行クーポン」を返礼品にしている自治体もあるので、そちらもぜひ確認してみてください。
ふるさと納税で温泉旅行に行く場合の注意、確認事項
ふるさと納税には、旅行クーポンや飛行機のチケットなど温泉旅行に使える返礼品も多数あります。
しかし、ふるさと納税で温泉旅行をする場合、注意しておかなければならないこともいくつかあります。
何を利用して温泉旅行をするかにもよりますが、気をつけておかなければならないポイントは以下の点です。
限度額に気をつける
ふるさと納税の最大の魅力は実質2,000円で返礼品がもらえることです。
ですがこれは際限なく利用できるわけではありません。
住民税の5,000円を超える部分と所得税の2,000円を超える部分から控除を受けられるシステムなので、税金を多く支払っている人ほど限度額が高くなっています。
ふるさと納税は一般的に年収が高い方が限度額も多くなりますが、家族構成によっても金額が異なります。
自分の限度額以上に寄付をしてしまった場合、思ったよりもお得にならないケースも出てきます。
税金は確定申告やワンストップ特例の手続きが終わってから控除されるため、その時点ではっきりと控除額を見ることはできません。
自分の限度額を知って2,000円でもらえる分だけを利用することが、賢い温泉旅行の方法です。
ふるさと納税の限度額はふるさとチョイスなどの媒体でもおおよその額をチェックできるので、試しておきましょう。
年収がある程度想定できる人なら、問題なく確認が可能です。
旅行クーポンやチケットは期限に注意する
ふるさと納税の返礼品でもらえる旅行クーポン、チケットには期限がついているものが大半です。
多くの場合半年~1年の期限がついているため、それまでに旅行の日取りを決める必要があります。
せっかく温泉旅行ができるのですから、期限切れになってしまわないように発行期限を確認しておきましょう。
届くまでの日にちを計算しておく
温泉旅行のクーポンやチケットなどは、申し込んですぐに使えるわけではありません。
電子タイプのクーポンもありますが、そうでないものは基本的に郵送で送られてきます。
発行までにかかる期間は数週間~1か月程度が多くなっていますが、もらうクーポンによっても変わります。
申し込み時に確認しておくことが最適です。
旅行の日時がギリギリになってからでは間に合わないこともあるので注意しておきましょう。
土日や祝日などに使えるか確認
家族旅行で温泉に行こうとしているなら、気になるのは休日利用ができるかどうかです。
休みが合わなければ旅行の日程も自由に組めません。
旅館や自治体によっては、土日や年末年始、お盆などのシーズンに使えない割引チケットも存在します。
平日にいつでも旅行にいけるなら問題はありませんが、申し込み前に自分が旅行したい日程で利用できるのかを確認しておくことも大切です。
たとえば「ふるぽ」で受け付けている、るるぶトラベルプランに使えるふるさと納税割引クーポンなどは電子タイプですぐに受け取ることができ、使う日時も自由に選べますし、利用できる宿泊施設も限定されていません。
対して「さとふる」では旅館ごとに宿泊チケットが設定され、平日限定プランの場合もあるので、スケジュールに合わせて曜日を変更できるかどうかなど、しっかり確認する必要があります。
宿泊日は平日限定、祝日前は除くなど限定されていることが多いので注意してください。
予約は別途必要になる
温泉旅館のチケットを申し込んだからと言って、いつでも訪れていいわけではありません。
別途自分で予約を入れる必要があります。
直前では満室になっていることもありますので、少し余裕を持って申し込んでおくことが大切です。
希望の日に予約が取れそうかどうか、事前に確認しておくことも必要です。
割引クーポン型のタイプは、あらかじめ使いたい自治体を選択することになります。
それ以外の自治体では利用ができないため、自分が行きたいエリアを決めてから申し込みをしましょう。
割引クーポンの場合は温泉旅館に関わらず色々な宿泊施設で使えるようになっていますが、使えるエリアや宿泊施設が多少限定されてくるため、自分が行きたい温泉旅館に対応しているのか事前確認が必要です。
キャンセルする場合の取り扱いを確認
温泉旅行に行こうと思っていても、体調不良や急な予定変更などでキャンセルせざるを得ないこともあります。
そんな時、ふるさと納税でもらったチケットやクーポンなどは、基本的にはキャンセル後に再度使用が可能な場合が多いです。
ですが期限はありますし再使用ができないパターンもあるため、キャンセル時の取り扱いについても確認をしておきましょう。
旅行がキャンセルになったからと言って寄付を取り消すことはできないため、その点は理解をしておきましょう。
もらえるクーポンやチケットの種類を確認
ふるさと納税で温泉旅行をしようと考えた場合、もらえるチケットの種類は主に3通りあります。
1つ目:宿泊費が無料になるチケット
人数分が設定されており、主にペアチケットが主流です。
金額制ではないので、使える日程が限定されているケースもあります。
必要な人数分を確保するようにしましょう。
2つ目:割引クーポン型のチケット
その地域の大半のホテルや旅館で利用できるシステムで、宿泊費用からクーポン分の料金が差し引かれるタイプです。
自由度は高いですが、ポイント制になっているためおつりなどが出ないことがほとんどです。
3つ目:飛行機などのチケットと宿泊チケットのセットタイプ
交通費のことも考えるならこのタイプが最適です。
また飛行機チケットのみのパターンもあります。
これらの割引クーポンや宿泊チケット、航空チケットをうまく組み合わせることで温泉旅行をスムーズに楽しむことが可能です。
換金の可否について確認
ふるさと納税で温泉旅行に行く場合、チケットを使えなかった時の取り扱いが気になるものです。
場合によってはオークションでの販売が可能なケースもありますが、ほとんどの場合は発行した本人や家族しか利用することはできません。
転売や換金は大半が禁止されているので、使えない可能性が高いなら申し込みは避けておく方が無難です。
ふるさと納税で温泉旅行する時の還元率を確認
2017年から総務省よりふるさと納税全体の還元率を3割以下に抑えるよう通達が出ています。
そのため温泉旅行に関しても30%前後の還元率になることを意識しておきましょう。
もし1万円が限度額なら3,000円程度の還元になります。
実質2,000円なのでこれでもお得にはなりますが、30%以下の還元率では元が取れるかどうか怪しくなってきます。
媒体によっては全く金額に関して触れられていないケースもあります。
金額を表示させることが禁止されている媒体もあるため、還元率を知るためには問い合わせが必要なケースもあります。
いくらふるさと納税がお得でも一般的な年収ではそこまで多額の寄付はできません。
還元率があまりに低い場合はお得な旅行とは言えなくなってしまいます。
温泉旅行に行く場合は旅館の相場などをチェックしておき、いくらお得になっているのか確認しておきましょう。
まとめ
温泉旅行の返礼品について見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- 温泉旅行クーポンやチケットは期限に注意
- 曜日の変更やキャンセル時の対応について確認が必要
- お得に行くなら還元率の見直し前がチャンス
ふるさと納税のお礼品として温泉旅行が、各自治体で取り扱われています。
旅行好きな方、温泉好きな方にはもってこいの返礼品です。
期限や旅行のスケジュール、温泉旅館やホテルの宿泊ルールなどを確認して、お気に入りの温泉旅行を堪能してください。