高所得者になると、10万円単位でふるさと納税をする人も多いですが、10万円ふるさと納税した時にどのようなものがもらえるのか、またおすすめはどんな返礼品か知りたい人も多いと思います。
そこで、本ページでは10万円のふるさと納税でもらえる返礼品やおすすめを見ていきたいと思います。
10万円のふるさと納税でもらえる返礼品のおすすめ
「PremiumGENKAI」
佐賀県玄海町
玄海町の人気ブランド食品が毎月定期便で届きます。12か月にわたり、毎月違った食品がもらえます。
もらえるものは佐賀牛・海産物・さがほのか(イチゴ)・コシヒカリなどです。
一度に返礼品が届くのではなく、旬の食材が毎月届くため、ふるさと納税サイトで選ぶ手間が省けます。
10万円のふるさと納税が必要ですが、1か月あたり約8,000円で毎月美味しいものが届くと考えるととてもお得です。
「蒜山ジャージー牛肉ステーキセット」
岡山県真庭市
岡山県真庭市の高原に位置する蒜山(ひるぜん)酪農農業協同組合で生産される蒜山ジャージー牛のステーキセットがもらえます。
濃厚な牛乳が採れるジャージー牛は乳牛というイメージが強いですが、蒜山酪農では肉牛用にもジャージー牛を生産しています。
自然の中で生育するため、脂肪が少なめでヘルシーなのが特徴です。
ジャージー牛の生育数は少なく、とても希少です。
蒜山には国内最多となる約2,000頭のジャージー牛が飼育されています。とても手に入れにくい牛肉のため、10万円の寄付をする価値は十分にあります。
ヒレステーキやサーロインステーキ、サイコロステーキなどのお肉が冷凍状態で届きます。
「まぐろの魚二厳選 天然特特上南鮪大とろ中とろ赤身セット」
静岡県焼津市
まぐろは、鮮度によって味が大きく左右されます。そのため、本当においしいまぐろを食べたいなら、鮮度の良い天然物まぐろを、できるだけ早く食べる必要があります。
静岡県焼津市に10万円ふるさと納税すると、最高級のまぐろがセットで届きます。
焼津市は天然まぐろの産地ですが、その中でも50年以上の歴史を持ち、焼津さかなセンター唯一のまぐろ専門店、まぐろの魚二が提供します。
届くのは、厳選された特特上天然南まぐろです。その中でも希少な部位の大トロ600g、中トロ800g、赤身600gがセットになっています。
10万円のふるさと納税では高いと思われる場合は、1万円からまぐろを始めとした焼津の海産物を選ぶこともできます。
「お米 ななつぼし 年間定期便(20kg×6回)」
北海道十津川市
マツコデラックスさんのテレビコマーシャルで一躍全国区で有名になった、北海道産のお米、ななつぼしを北海道十津川市にふるさと納税することでもらえます。
ななつぼしの特徴は、粘りの強さです。比較的長時間、つやつやした状態のままなので、お弁当に詰めてもおいしさが損なわれません。
寿司米にも適しています。
10万円のふるさと納税をすると、1年間にわたって2カ月に一回、偶数月に20kgずつ届きます。
毎月10kg程度の消費が目安になるため、一人暮らしのかたには難しいかもしれませんが、小さい子どものいる夫婦など、家族の多い家庭にぴったりです。
「原産地呼称認証ワイン12本セット」
山形県甲州市
甲州市は、日本有数のワイン生産地です。
それだけでなく、世界的に評価が高く、ヨーロッパのコンクールで受賞したワインも多数あります。
その甲州市で作られたワイン12本がセットで届きます。
赤ワインと白ワインを合わせて12本で、指定はできません。
原材料のぶどうは、甲州市や甲州市以外の山梨県で収穫された物です。
それを甲州市で醸造されたワインです。12本の異なった味を楽しみましょう。
「JTBふるさと納税旅行クーポン」
大分県佐伯市
JTBふるさと納税旅行クーポンは、2015年11月に静岡県箱根町、兵庫県豊岡市、長崎県雲仙市の3自治体で提供開始されました。
その後、どんどん対象の自治体が増え続けている人気の高い返礼品です。
佐伯市の他にも、静岡県沼津市、栃木県日光市、山口県美祢市、山梨県富士河口湖町、千葉県銚子市、沖縄県那覇市、和歌山県白浜町など多数の自治体でJTBふるさと納税旅行クーポンが使えます。
「湯田温泉宿泊券」
山口県山口市
数年前の大河ドラマに萩の維新志士が取り上げられたことなどから、山口県への観光が増加中です湯田温泉は山口県の中央に位置し、萩市などとのアクセスも良い温泉街です。
その湯田温泉にある、湯田温泉旅館協同組合に加入している旅館やホテルの宿泊券がもらえます。
スーパーホテルやビジネスホテルは対象外のため、注意が必要です。
維新志士が集った場所で日本の旅館百選にも選ばれたことがある松田屋、女将劇場がマスコミに取り上げられて話題になった常盤、多彩な温泉が楽しめるかめ福などが湯田温泉旅館協同組合に加入しています。
10万円のふるさと納税で、1,000円の宿泊券が60枚もらえます。
有効期限は1年間です。
湯田温泉のホテルや旅館の宿泊代金は大人1人で1万円~3万円程度のため、家族連れの旅行1~2回で使い切ることができます。
「高級車で小田原へ行こう!利用権(Aクラス 24時間 走行無制限) 箱根ターンパイク往復通行券付き」
神奈川県小田原市
ベンツやレクサスなどの高級車専門をレンタルするユーロクラブの利用券が、神奈川県小田原市へのふるさと納税でもらえます。
箱根ターンパイクの往復通行権も同時にもらえます。
レンタカーをふるさと納税の返礼品にする自治体は多くありますが、世界最高級の車を24時間レンタルできるメリットはとても大きいです。
小田原市は、小田原城などの史跡も多く、小田原フラワーガーデンなどのデートスポットもあります。
歴史巡りや家族旅行などを、高級車に乗ってリッチな気分で楽しみましょう。
「ブリッジフォースマイル理事による講演」
佐賀県NPO支援
待機児童問題や児童虐待問題など、児童を取り巻く様々な問題があります。
それらの問題を、ふるさと納税を通じて解決しようとしているのが、NPO法人のブリッジフォースマイルです。
ブリッジフォースマイルにふるさと納税をすると有田焼や、児童養護施設退所者が働く「ゆずりは工房」のジャムなどがもらえます。
そして、10万円寄付すると、理事林恵子氏の講演会を開く権利が得られます。
児童養護施設のあり方や課題、社会に出てからの支援など、児童関連の仕事やボランティアに携わっている人はもちろん、子育てをする全ての人に興味がある課題です。
「九州中央山地産「榧」の卓上碁盤」
宮崎県綾町
榧(かや)の木で作られた、高級卓上碁盤です。碁盤の中でも、榧は特に希少で手に入りにくいです。
固さや弾力性に優れた榧製の碁盤は、プロや囲碁愛好家が好んで使います。
榧は生育して成木になるまで300年もかかる、成長の遅い木です。
また、榧を碁盤にするためには10年以上乾燥しなければならず、割れたり反ったりしないように、気の遠くなるような作業を経て作られます。
現在、日本中で榧の木は少なくなり、自然豊かな綾町の九州中央山地にもわずかに残っているだけなので、ふるさとチョイスで限定5セットのみになります。
綾町では、碁盤だけでなく将棋盤も10万円寄付することでもらうことができます。
「年3回発送 むかわの味満喫セット」
北海道むかわ町
3月・7月・12月の年3回、北海道むかわ町の特産品セットが届きます。
毎回異なった味が楽しめるため、3倍お得です。
3月に届くのは、和牛セットです。
北海道の肥沃な大地で育った和牛のサーロインステーキ用肉など、合計約2kgのお肉が届きます。
7月に届くのは、ほべつメロンです。
北海道のメロンは夕張メロンが有名ですが、その夕張市から移り住んだ小林勇氏が、夕張メロン以上のメロン栽培を目指して作ったのがほべつメロンです。
知名度では夕張メロンに劣りますが、小林農園が今も造り続けるほべつメロンは太玉なのに柔らかくて肉厚です。味や品質において、夕張メロンに劣りません。
12月に届くのは、海産物セットです。
新巻鮭・ししゃも・昆布などが届きます。むかわ町には、毎年10月から11月にかけてししゃもが産卵のため遡上し、その時期にししゃも漁がおこなわれます。
地元ではその時期にししゃも祭りが行われ、様々なししゃも料理が振る舞われます。脂ののった旬の国産ししゃもが干物で20尾もらえます。
10万円のふるさと納税がほぼ控除対象となる年収は?
ふるさと納税をすると、自己負担額の2,000円を除いた金額が、翌年の税金から全額控除されます。
原則として確定申告する必要がありますが、サラリーマンはふるさと納税ワンストップ特例制度を利用することもできます。
ふるさと納税の控除額には限度があります。その限度額はふるさと納税をする方の給与収入・家族構成で決まります。
具体的な限度額は自治体によって異なりますので、正確な数値を知りたい場合には、住んでいる市区町村に問い合わせる必要があります。
とはいえ、大まかな限度額の目安は決まっているので、総務省が公表している目安を元に、10万円のふるさと納税がほぼ税金の控除対象になる年収を説明します。
独身または共働きの場合
まず、あなたが独身または共働きの場合は、一番低い年収で10万円のふるさと納税がほぼ控除対象になります。
独身または共働きなら、年収675万円以上が条件です。年収700万円以上あれば確実でしょう。
ちなみに、独身の場合は寄付者一人のみですが、共働きの場合はそれぞれの年収が合算されますので、例えば夫の年収が400万円、妻の年収が300万円の場合でも大丈夫です。
夫婦で子どもがいる場合
次に、夫婦で子どもがいる場合です。もし子どもが中学生以下の場合は、控除額に影響がありません。
子どもが高校生や大学生の場合は控除額の条件がより厳しくなります。
夫婦(子どもが0人または中学生以下の場合、以下同じ)または共働きで高校生の子どもが一人いる場合は、10万円のふるさと納税がほぼ控除対象になるために必要な年収は725万円です。
共働きで大学生の子ども一人がいる場合は、10万円のふるさと納税がほぼ控除対象になるために必要な年収は750万円です。
夫婦で高校生の子どもが一人いる場合は、10万円のふるさと納税がほぼ控除対象になるために必要な年収は775万円です。
共働きで大学生の子どもと高校生の子どもがいる場合は、10万円のふるさと納税がほぼ控除対象になるために必要な年収は800万円です。
夫婦で大学生の子どもと高校生の子どもがいる場合は、10万円のふるさと納税がほぼ控除対象になるために必要な年収は850万円です。
ふるさと納税の注意点
できる限り限度額ぎりぎりまでふるさと納税をする方がお得ですが、あまりぎりぎり過ぎると、自己負担額が2,000円より多くなるので注意が必要です。
控除額は、前年の1月から12月までの年収を元に決められます。
そのため、例えば毎年の年収が700万円ある方が早い段階で10万円のふるさと納税をし、その後収入が減少して年収が600万円だった場合は、自己負担額が数万円増える可能性があります。
おすすめの方法は、余裕を持ったふるさと納税をすることです。
上記の例なら、とりあえず7万円のふるさと納税を行い、年末になって年収が10万円の控除条件を満たしそうであれば、追加で3万円のふるさと納税を行いましょう。
まとめ
10万円のふるさと納税でもらえる返礼品について見てきました。内容をまとめると以下のようになります。
- 10万円を寄付すると豪華な返礼品がもらえる
- 特別な返礼品や定期的に返礼品がもらえる自治体もある
- 自己負担2,000円で10万円をふるさと納税するには年収700万円以上が目安
10万円を寄付すると、1万円の寄付でもらえる返礼品と比べて豪華な返礼品や量の多い返礼品をもらうことができます。
また、特別感のある返礼品や定期的に返礼品がもらえる自治体もあります。
自己負担2,000円で10万円のふるさと納税をするには、年収700万円以上が必要になるため、高所得の人や共働きの家庭が対象となりますが、魅力的な返礼品が多いので、対象になる人はぜひチェックしてみください。