ふるさと納税ポータルサイトのひとつにふるさとチョイスがあります。

2012年9月から運営されているふるさとチョイスには、他の納税ポータルサイトにはない魅力がたくさんあります。

このページでは、ふるさとチョイスの特徴とふるさと納税をする方法をご紹介します。


ふるさとチョイスの特徴

ふるさとチョイスはすべての自治体へ寄付が可能

ふるさと納税 ベルメゾン

ふるさとチョイスは2012年9月から運営されているサイトです。

ふるさと納税を行いたい個人と自治体をつなぎ、サポートを行っていることが特徴です。

ふるさとチョイスには、他のふるさと納税ポータルサイトにはない魅力もたくさんあります。

まず参加自治体が多いことがあげられます。

日本国内の1,788自治体をすべて掲載していることが大きな魅力です。

また返礼品も12万点以上掲載されています。なおこの数値は2017年6月時点のもので、ふるさとチョイスが独自に調査しています。


寄付金の使い道を選択可能

ふるさとチョイスで寄付をする場合、寄付ごとに寄付金の使い道を選択することができます

また寄付金の使い道で自治体を検索できることも特徴です。

カテゴリは子ども・青少年、高齢者、スポーツ、医療福祉など多彩で、使い道に共感できる自治体を利用できます。


自治体、返礼品の情報が豊富

ふるさと納税 おせち

ふるさとチョイスでは、自治体のページと返礼品ごとのページがあります。

自治体のページでは納税者へのアピールや取り組みなども記載されているため、自分の目的に合った自治体を探せます。

また返礼品の個別ページでは更に詳細な情報を見ることができます。

写真も撮影されており、返礼品の特徴やサイズ、ブランドなどが細かく確認できます。

返礼品の個別ページには宅配便の形態も記載されています。

冷蔵便や冷凍便など常温以外で配送される場合にも一目で分かる仕様です。食品であればおおよその期限なども記載されています。


申し込み方法が豊富

ふるさとチョイスはサイトを通したふるさと納税の申し込みだけでなく、カタログ、電話、FAX、店舗からの申し込みも受け付けています。

カタログは書店やコンビニ、Amazonで販売されておりAmazonでの価格は500円です。

インターネットを通してふるさと納税を行う人だけでなく、直接申し込みをしたい方にも使いやすいサイトです。


ふるさとチョイスCafeが運営されている

千代田区有楽町で、ふるさとチョイスCafeが運営されています。

ふるさとチョイスCafeではふるさと納税の相談を受け付けているだけでなく、実際の寄付を行うこともできます。

店舗ではふるさとチョイスの運営会社トラストバンクの社員が対応し、各自治体の紹介や説明を行っています。

営業時間は11時から18時までで、定休日は月曜日です。祝日も営業を行っています。

インターネットでの寄付が不安な方でも、説明を受けながら寄付ができるシステムです。

すでに寄付をする自治体が決まっている場合でも30分程度の時間がかかるため、その点は考慮しておきましょう。

またふるさとチョイスCafeでの寄付申し込みを行う場合には氏名、住所、電話番号、メールアドレスなどの個人情報や、クレジットカード決済を行う場合にはクレジットカードも必要です。

手続きを素早く済ませたい場合には自治体と返礼品の種類を決めていくことも大切です。


支払い方法が多彩

ふるさとチョイスに掲載されている自治体のうち、1,200以上がクレジットカードに対応しています。

またケータイ料金とまとめて支払う方法やコンビニ決済、銀行振込、郵便振替もあります。

大半の自治体で複数の支払い方法が選択できるため、自分の好きな方法で支払いができることが魅力です。


控除額シミュレーションのページが設けられている

ふるさと納税 寄付金控除

ふるさとチョイスでは、年収や家族構成から控除額をシミュレーションできるページが設けられています。

ふるさと納税が初めての方でも、実質2,000円でもらえる返礼品の金額を知ることができるため安心です。

中でもかんたんシミュレーションは家族構成と年収を入力するだけで上限金額の目安が分かり、手軽です。

詳細シミュレーションは状況に応じて詳細な確認ができます。

ふるさと納税以外にも減税を行っている方や、確定申告を行っている自営業の方にも対応しています。


ワンストップ特例制度の申請用紙がダウンロード可能

自治体に寄付を申し込む時にもワンストップ特例制度を申し込むチェック欄がついていることが大半ですが、ふるさとチョイスのホームページから申請書のダウンロードができるようになっています。

確定申告を行う必要がなく、ふるさと納税以外の申請がない場合にはワンストップ特例制度を利用した方が手続きがスムーズです。


検索方法が多数揃っている

寄付金の使い道だけでなく、返礼品や地域でも検索が可能です。

またランキングやおすすめから自治体を探すこともできます。

ランキングにはたくさんの種類がありふるさと納税の申し込み者数だけでなくPV数やなんでもランキングなど、多くの自治体を見ることができます。

災害支援を受け付けている自治体も検索可能になっています。

トップページでは定期的に特集が組まれ、季節やイベントに合った返礼品を探すことができます。

またトップページの検索窓からフリーワードで検索することもできます。欲しい返礼品や気になる自治体が決まっている場合はフリーワード検索を役立てましょう。


会員登録を行うことでスムーズな寄付が可能

ふるさと納税 ベルメゾン

ふるさとチョイスは無料で会員登録が行えます。一度会員登録をしておけばその情報が引き継がれます。

会員登録名が寄付者の名前になるため、控除を受ける方の名義で個別に会員登録を行うことをおすすめします。

共用も可能ですが、寄付を行う際に寄付者名の変更やクレジットカードの変更を行う必要があるため注意しておきましょう。

住所、電話番号、クレジットカード情報などは登録したものが使用できるため、ふるさと納税を行う度に個人情報の入力を行う必要がありません。

もちろん会員登録は必須ではないため、ゲスト登録の状態で返礼品を確認することも可能です。

また会員登録のメリットは会員情報の自動入力だけではありません。

自治体や返礼品をお気に入りに登録したり、過去の寄付履歴を確認することもできます。

ふるさとチョイスを通してすべてのふるさと納税を行っていれば、合計の寄付金を確認することも容易です。

会員になるとメールで最新情報のお知らせもあります。自治体や返礼品のランキング、人気の特産品情報だけでなく、ふるさと納税の活用方法などお役立ち情報も満載です。


目的に合わせた特設ページがある

ふるさとチョイスには本体サイトだけでなくプレミアム、わざもり、GCF、きふたびの4種類の特設ページが用意されています。

目的に合わせて自治体を検索できるため、一定の条件に合った返礼品や使い道を選択したい場合は特設ページを活用しましょう。


プレミアム

プレミアムでは厳選された107の自治体が提供する返礼品を確認することができます。

また寄付金の使い道も事例が紹介されています。

カテゴリは食品、日用品・工芸品、イベント・チケットです。食品は種類ごとに詳細な検索が可能です。


わざもり

わざもりは伝統工芸品に特化した特設ページです。寄付金額、返礼品の種類、地域で検索ができます。

トップページでは特集も組まれており、人気の工芸品を確認できます。


GCF

GCFは「ガバメントクラウドファンディング」の略です。自治体が行うクラウドファンディングで、賛同するプロジェクトに寄付ができる仕組みです。

通常のクラウドファンディングと異なる点は、目標額まで寄付が集まらない場合でも返金が行われないことです。

ふるさと納税と同じ仕組みのため、返礼品が用意されていることもあります。


きふたび

きふたびは旅に関する返礼品を集めた特設ページです。寄付金額と返礼品から検索が可能です。

トップページには話題のテーマが表記されており、テーマ別の返礼品も検索できます。

特集も行われているため、気になる自治体や内容があれば手軽に確認することができます。


パソコンだけでなくスマートフォンにも対応

ふるさと納税 おせち

ふるさとチョイスはパソコンだけでなくスマートフォンにも対応しています。

返礼品の検索から寄付申し込みまでスマートフォンで手軽に行うこともできるため、忙しい方でもふるさと納税をスムーズに行えます。


不定期にプレゼント企画が行われている

ふるさと納税を行わない場合でも、会員登録をしていればプレゼント企画に応募することができます。

2017年11月20日までのプレゼント企画は「日本全国の銘米10種類」です。

詳細を見てみる

ふるさとチョイス独自の企画のため、キャンペーン情報を確認しておけば寄付控除以外にもお得にサイトを活用できます。


ふるさとチョイスからふるさと納税をする方法

ふるさとチョイスでふるさと納税を行うための、おすすめの流れを紹介します。


全体の流れ

無料会員登録→控除限度額の確認→寄附したい自治体を探す→寄附の申し込み→寄附金の支払い→返礼品と寄附金受領証明書の受け取り→確定申告もしくはワンストップ特例の申請

以下で、項目ごとに詳細を説明します。


無料会員登録

ふるさとチョイスでは会員登録をしていなくても納税が行えますが、会員登録にはいくつかのメリットがあります。

ふるさと納税の申し込みの際のメリットは、ふるさとチョイスから直接申し込みができる自治体に寄附を申し込む際に、自分の住所等の情報入力が不要になるため、何度も寄附を申し込む際には手間が省ける点です。

また、気になる返礼品のお気に入り登録や、過去に行った寄附履歴の確認ができるほか、最新情報がメールで送られて来るなど様々なメリットがあります。


控除限度額の確認

ふるさと納税を行う際に気を付けたいのが控除限度額です。

ふるさと納税では、自己負担金2,000円のみで、その他の寄附分が税額から控除される仕組みになっています。

しかし、控除額には限度があるため、自己負担金2,000円のみで考えた場合、寄附ができる上限額が決まります。

控除の上限額は年収、家族構成によって異なるため、注意して選びましょう

控除上限額一覧とシュミレーション:
詳細を見てみる


寄附したい自治体を探す

ふるさとチョイスでは寄附先の自治体の選び方がいくつかあります。

自分が応援したい自治体や返礼品から選べるのはもちろんのこと、寄附の使い道や災害支援といったテーマでも絞ることができます。フリーワード検索も可能です。


寄附の申し込み

返礼品や災害支援の受付ページ等にある、赤色の寄附の申し込みボタンをクリックすると、会員ログイン画面が出てきます。

そこでログインして申し込むか、会員登録せずに申し込むかを選択します。

その後、寄附の申し込みフォームが表示されるので内容に従って入力を行います。


寄附金の支払い

寄附先の自治体ごとで異なります。寄附の申し込みで自分に合った支払方法が選択できます。


返礼品と寄附金受領証明書の受け取り

返礼品の到着時期は自治体や内容によって異なり、返礼品のページに記載されています。

また、寄附金受領証明書は確定申告で必要です。無い場合は確定申告による税金の控除が受けられないので大切に保管しましょう


確定申告もしくはワンストップ特例の申請

確定申告は、翌年2月3月に税務署で行います。

ふるさと納税を行ったすべての自治体から届いた寄附金受領証明書とあわせて、個人番号確認の書類、本人確認の書類の提示またはコピーが必要です。

ワンストップ特例制度を利用する場合は、確定申告は必要ありません。

ワンストップ特例制度を利用するには、2つの条件があり、元々確定申告をする必要がない給与所得者等であることと、1年間の寄附の回数が5回以内であることです。

ふるさと納税を行った自治体に申請用紙、マイナンバー、本人確認書類の写しを直接送付する方法で控除を受け、ふるさと納税を行う度に申請する必要があります。

ワンストップ特例制度の申請用紙:
詳細を見てみる


ふるさとチョイスのデメリット、注意点

お得なキャンペーンが少ない

キャンペーンの期間にもよりますが、他のポータルサイトでは10,000円の寄附によって1,000円分のAmazonギフト券もらえるなど、ふるさとチョイスにはない魅力的なキャンペーンが行われていることがあります。

ふるさとチョイスで返礼品を選びつつ他のサイトを一度確認してから、よりお得なポータルサイトでふるさと納税を行うことをおすすめします。


電化製品の取り扱いがない

2017年4月1日に総務省から出された「高価な返礼品、転売できる返礼品は自粛すること」という内容の通達の意向に沿って、高価でかつ転売が可能である家電製品の返礼品の取り扱いは掲載中止になっています。

実際に、返礼品が転売目的で利用されてしまったケースもあり、ふるさとチョイスだけでなく、大手ふるさと納税ポータルサイトのさとふるでも、現在電化製品の掲載がありません。

ふるなびでは、まだ電化製品の取り扱いがあるので、返礼品が家電製品のふるさと納税を考えている方はふるなびを活用しましょう。

ふるさとチョイス:
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さとふる:
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ふるなび:
詳細を見てみる


控除限度額に気を付ける

ふるさと納税 ベルメゾン

ふるさと納税を上手に活用するには、控除限度額の考慮が必要です。

ふるさと納税では、自己負担金2,000円のみで、その他の寄附分が税額から控除される仕組みになっています。

しかし控除額には限度があるため、自己負担金を2,000円のみで考えた場合、寄附ができる上限額が決まります。

控除の上限額は年収、家族構成によって異なるため、注意して選びましょう。

控除上限額一覧とシュミレーション:
詳細を見てみる


忘れずに確定申告を行う

ふるさと納税は返礼品が届いて終わりではありません。翌年2月3月に税務署で行う、確定申告が必ず必要です。

確定申告を行わないと税金は控除されませんので、忘れずに行いましょう

確定申告を行うには、ふるさと納税を行ったすべての自治体から届いた寄附金受領証明書とあわせて、個人番号確認の書類、本人確認の書類の提示またはコピーが必要です。

ワンストップ特例制度を利用する方法もあります。この場合確定申告は不要ですが、ふるさと納税を行うごとに各自治体に申請する必要があります。

ふるさと納税を行った自治体にワンストップ特例制度利用の申請用紙、マイナンバー、本人確認書類の写しを直接送付する方法で控除を受けます。

ワンストップ特例制度の申請用紙:
詳細を見てみる

ワンストップ特例制度を利用するには、2つの条件があり、元々確定申告をする必要がない給与所得者等であることと、1年間の寄附の回数が5回以内でなければなりません。

控除限度額と確定申告(もしくはワンストップ特例制度の利用)の2点は、ふるさとチョイスでふるさと納税を行う時だけでなく、ふるさと納税を行う場合には必ず注意しましょう。


まとめ

ふるさと納税 お得

ふるさとチョイスの特徴やふるさと納税をする方法について見てきました。

内容をまとめると以下のようになります。

  • 掲載自治体数が多いのが大きな特徴
  • 自治体、返礼品の情報も豊富で自分の目的にあったふるさと納税が探しやすい
  • 電化製品の取り扱いはないので注意が必要

ふるさとチョイスは掲載自治体数も多く、寄付金の使い道が選択できたり、申し込みや支払いも多彩な方法がら選択できます。

ふるさとチョイスを活用して、自分にあったふるさと納税を行うことができればいいですね。