ふるさと納税に関する本は多数出版されています。

制度が詳しくわかる本や、返礼品のカタログのような本、読み物として楽しめる本など種類も豊富です。

このページでは、ふるさと納税のことがわかるおすすめの本をご紹介します。


ふるさと納税のことがわかるおすすめの本

「100%得する[ふるさと納税]完全ガイド( 扶桑社ムック)」

ふるさと納税の専門家、金森重樹氏が長年ふるさと納税を活用し続けたノウハウが詰め込まれた本です。

金森氏は2,000万円以上ふるさと納税をし、送られてくる返礼品だけで食費を賄うほどふるさと納税を知り尽くしています。

金森氏はもともと行政書士で成功し、その後コンサルタントなど様々な事業も手がけたことで年収が3億円を毎年超える方です。

そのため、所得税や住民税を含めると毎年1億円以上納税していました。

その税金を少しでも減らすためにふるさと納税を始めた金森氏は、納税額が減っただけでなく、食費を中心に家計の節約も実践されています。

100以上の自治体からふるさと納税を受け取って得られたノウハウがこの本で得られます。

例えば、保存性も良く毎日使うお米はお得で、全国の多くの自治体がふるさと納税の返礼品でお米を提供しています。

その中でも金森氏が実際にふるさと納税をした経験をもとに、厳選したブランド米を掲載しています。

お米の他にもA5和牛、フルーツ、地酒などのアルコール、アイスクリームなど全国各地の名産品が紹介されています

写真や図解入りなので、じっくり見ながら返礼品を選べます。

さらに、漫画「ぼっち村」などで知られる漫画家市橋俊介氏が、実際にふるさと納税を体験したレポートも掲載されていますので、ふるさと納税を初めてする方もイメージがつかみやすいでしょう。

注意点として、年収が億を超える金森氏の真似は、だれでもできるわけではありません。

年収によってふるさと納税をしてお得になるための上限額が決まっているからです。

この本にはお得な返礼品の掲載だけでなく、ふるさと納税の上限額や、サラリーマンにとって重要なワンストップ制度についても詳しく書かれています。

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「一からわかるふるさと納税簡単なび 2017最新版 (白夜ムック550)」

ふるさと納税をやったことがない人でもわかりやすいように、豊富な画像と詳しい解説が書かれた本です。

北から南まで全国の主要自治体がリストになっています。

この本には、マスコミにも出演経験があり著書も出している節約アドバイザー丸山晴美氏が解説を加えています。

主婦目線でふるさと納税を使った節約方法を知ることができます。

お得なふるさと納税の方法がメインに書かれていますが、デメリットについても触れられています。

初めてふるさと納税をする人はデメリットの項目も見逃さないようにしましょう。

ふるさと納税の具体的な手続き方法は簡単にしか書かれていませんので、ふるさと納税の返礼品の紹介をメインに知りたい方におすすめの本です。

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「絶対お得! ふるさと納税のすべてが分かる本 2017年版 (日経ホームマガジン)」

内容が読み物としてとても良く整理されていて、読みやすい本です。ふるさと納税の情報を系統立てて理解したい方におすすめです。

初心者にも理解しやすいように、ふるさと納税の基本から書かれています。

そして、返礼品のもらい方や確定申告のやり方などまで詳しく触れられていますので、これ一冊で全体の流れがわかります。

余分な情報は削ってあるため内容がシンプルですが、逆にそれが物足りないと感じてしまうかもしれません。

画像や派手な見出しよりも、文章の情報を重視する方にはぴったりの本です。

また、ふるさと納税の年間カレンダーがついているため、それを元に計画を立てることができます。

発行が2016年11月で少し古いので、もう少し待って2018年度版が出版されるのを待つのも良いかもしれません。

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「ふるさと納税ニッポン!2017夏号 (「100%取材主義」の完全ガイドブック!)」

口コミや評価を元に、しっかりした取材を行うふるさと納税ニッポン!が発行する本の2017年夏版です。

総務省の通達にも対応した特産品が掲載されています。

毎回100以上もの自治体から取材した記事を掲載していますので、本当に価値のあるふるさと納税の返礼品をスタッフが厳選して掲載しています。

中には、知名度の低い掘り出し物の特産品もあります。

徹底した取材から得られた、とっておきのエピソードも掲載されているのが最大の特徴です。

生産者から直接聞いたオリジナルの情報を読むと、地元の人がふるさと納税に寄せる想いまで知ることができます。

ただ特産品を羅列するのではなく、子ども向け返礼品や気が利いている返礼品など独自のジャンル分けでおすすめの自治体が紹介されているので、読み物としても楽しいです。

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「公式 ふるさとチョイス厳選 ふるさと納税カタログ 2017年度版 秋冬号 (バラエティ)」

大手ふるさと納税サイトのふるさとチョイスに掲載されている13万以上ものふるさと納税から厳選した621の返礼品が紹介されています。

ふるさとチョイスは、扱っているふるさと納税の数が日本最大級のふるさと納税サイトです。

特産品の紹介だけでなく、自治体の取り組みや寄付されたお金の使われ方まで詳しく書かれています。

ふるさとチョイスをよく利用される方も、この本を読みながら、今まで見逃していた情報があることに気づくでしょう。

カタログ有効期限も2018年3月31日までなので、じっくり比較しながら選びましょう。

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「ふるさと納税(得)生活 最新版」

ページを開くとまず最初に、マンガで学ぶふるさと納税はじめて劇場を読むことができます。

初めてふるさと納税をする方や、いまいち仕組みを理解していない方は、まずマンガで学ぶことができます

ジャンル分けも細かくされていて、たとえば全国のふるさと納税自治体を20位までランキングしています。

予算別に大満足コース、グルメコース、呑兵衛コースなどとユニークなコース分けもされています。

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「【完全ガイドシリーズ171】 ふるさと納税完全ガイド」

お得なふるさと納税の組み合わせや裏技などが満載されている本です。

ふるさと納税の達人、金森氏をはじめ多くのふるさと納税に詳しい専門家の意見が掲載されて内容がとても充実しています。

組み合わせは、単身男性・単身女性・家族・シニアなどに向け、それぞれ予算ごとにおすすめの組み合わせを選んでいます。

初めてふるさと納税をする方は、その内容に素直に従っても良いでしょう。

この完全ガイドシリーズは、情報の質の高さから毎年好評です。

2017年版も300以上の特産品が紹介され、ランキングされたり組み合わされたりと様々な角度から情報が掘り下げられています。

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「ふるさと納税と地域経営」

この本は、より詳細なふるさと納税の情報を勉強したい方におすすめです。

ふるさと納税の導入で地域経済の活性化につながった自治体を、具体例を挙げながら説明されています。

主にふるさと納税の革新性について述べられていますが、ふるさと納税の課題や今後の展開などもしっかり書かれています。

例えば、採算度外視の返礼品をする自治体は長く続かないなどです。

この本は、ふるさと納税を細部まで詳しく知ってから行いたい人にふさわしい一冊ですが、逆にふるさと納税を行おうとする自治体や、返礼品を提供する立場の人にもおすすめです。

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「ママのためのふるさと納税 やってみよう編 2017年度版」

タイトル通り、主婦におすすめのふるさと納税が選べる本です。

主婦向けに、家庭料理に使える特産品や子ども部屋に置くグッズ、おいしいスイーツなどが特集されています。

買い物をするような感覚で選ぶことができますし、それぞれの返礼品に、実際に主婦が使う時に役に立つミニ情報が書かれているのも、主婦にとってうれしい工夫です。

つい色々な特産品が欲しくなるかもしれませんが、ふるさと納税で税制上有利になる上限額は夫の収入や家族構成などで異なってきますので、通販と同じ感覚でどんどん寄付するのは避けましょう。

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ふるさと納税の情報を本で調べる際に注意すること

ふるさと納税の情報を得る方法は、インターネットやマスメディア、口コミなどいろいろありますが、ふるさと納税を特集している本から得られる情報もとても有益です。

本には情報が正確なことや、いつでも取り出して読めることなど様々なメリットがありますが、ふるさと納税の本を読んで得られる情報にはいくつか注意することがあります。


内容が最新かどうか確認を

まず、本に書かれている内容が古い可能性があることです。

本の表紙や裏表紙に○年版や○年夏号などの記載があれば、それを参考にしましょう。

最新版や速報などの言葉は時期がわかりにくいため、注意が必要です。

さらに詳しく知るなら、発行年月日までチェックしましょう。例えば2017年版と書かれていても、発行が2016年の場合もあります。

ふるさと納税の内容は日々変わっていますので、すでに古い情報の可能性があるためです。

書いてある情報がまだ有効かどうか確かめるためには、電話やメールで問い合わせるのが一番確実ですが、ふるさと納税サイトで確認するのが一番速いです。

寄付額や数量などもチェックしましょう。

総務庁が2017年4月に通達を出した、返礼品の上限を3割以内にとどめる規制のため、多くの自治体が高額な返礼品をやめています。

換金性の高い返礼品は、すでに終了している可能性が高いです。


目的に応じた本を選ぶ

また、本によって内容に特徴があります。

カタログのように特産品の説明がメインの本もありますし、ふるさと納税をする方法や確定申告の方法などを詳しく解説した本もあります。

そのため、それぞれの目的に応じた本を選びましょう

例えば、ふるさと納税をする自治体と返礼品はある程度決まっていて、確定申告やワンストップ制度の方法を知りたいなら、その内容が詳しく書かれた本を選びましょう。

その本に書かれているふるさと納税の評価が誰の情報か、の確認も大切です。

本によっては似たような特産品を比較しながらランキングなどを行っています。

その特産品が良いか悪いかは、人によって違う場合もあります。

ふるさと納税に詳しい専門家が記事を書いたり監修している本だと、ある程度客観的な情報が得られるでしょう。

それに対し、口コミ評価が中心の本もあります。

専門家の意見に比べて率直で素朴な情報が得られるメリットがありますが、味の好みや生活スタイルによって評価が大きく左右されますので、参考程度にすべきです。


本以外でも情報収集を

さらに、ふるさと納税の情報は常に変わってきますので、本の内容だけを信じるのではなく、インターネットなど他の情報も常に得ておくと安心です。

特に、人気の高い返礼品は数量限定ですぐになくなってしまうことも珍しくありません。

返礼品の生産者や製造者の都合で、急きょとりやめになる可能性も否定できません。

その他に、行政からの通達で返礼品がもらえなくなることもあります。

2017年は、総務庁の通達により、多くの自治体が家電製品や大型の製品、チケットなどが廃止されました。今後もそれが広がるリスクがあります。

それらのふるさと納税のデメリットについても、きちんと触れられている本であれば、安心できます。

やたらとふるさと納税の良さばかりを強調する本は、初めてふるさと納税をする人は避けましょう


まとめ

ふるさと納税 お得

ふるさと納税のことがわかるおすすめの本について見てきました。

内容をまとめると以下のようになります。

  • ふるさと納税に関する本は多数出版されている
  • 制度解説の本やカタログのような本など、様々な本がある
  • 本以外でも最新情報を確認する事が必要

ふるさと納税に関する本は多数出版されています。

制度について詳しく知ることができる本はもちろん、読み物として楽しめる本もあります。

自分の目的にあった本を手に入れ、ふるさと納税を活用できるといいですね。

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