ふるさと納税で自治体に税金を納めると、飛行機のマイルをためることができます。

飛行機をよく利用される方にとってはうれしいサービスです。

今回はふるさと納税を利用したJAL、ANAのマイルをためる方法をご紹介したいと思います。


ふるさと納税でJALマイルをためる方法

ふるさと納税
ここではJALのマイルをためる方法についてご紹介します。

「JALふるさとへ帰ろうクーポン」を使う

JALふるさとへ帰ろうクーポンとは、JALの航空券代に利用できる航空機クーポンです。

ポイントサイト「ふるぽ」を経由することで利用できます。

ふるぽには以前から旅行クーポンがありましたが、1泊以上が条件のセットプランが主でした。

ところが、このJALふるさとへ帰ろうクーポンは航空機券代だけに使えます。

そのため、日帰りの航空機チケットにも利用できます。

なにより、JALマイルが効率的にたまります。

注意点としては、2017年9月現在で利用可能な自治体が27か所ということです。

利用方法は、まずJALのホームページで発着空港を確認し、必要な情報を確認しましょう。

次に寄付先の自治体を選択し、ふるぽのサイトで寄付額のポイントを選択します。

必ず航空機代金よりも低い金額にしましょう。

その後、ポイントをJALふるさとへ帰ろうクーポンに交換します。

後は、JTB旅の予約センターでフライトの手続きを行えば完了です。

ふるさと納税をしながらJALマイルをためたいなら、とてもおすすめの方法ですよ。

・JALふるさとへ帰ろうクーポン
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・利用方法
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「きふたびクーポン」を使う


きふたびクーポンは、JALとJTB・トラストバンクがタイアップして生まれた企画です。

数種類のクーポンがありますが、その中でJALの往復航空機代を含めたクーポンを選ぶと、お得にJALマイルがたまります。

JALマイルがたまるだけでなく、旅行先の名産品を謝礼品でもらえるなど、還元率で考えてもかなり満足できます。

きふたびを選ぶ時に、JALと連携しているかはよく確認すべきです。

JALの航空機を利用せずに新幹線と宿泊のセットになっている場合もあるからです。

見分け方として、旅行プランの先頭に「JALで行く」などの表現があれば間違いありません。

きふたびクーポンは、JALふるさとへ帰ろうクーポンに比べて宿泊費などはJALマイルがたまらないため、少しお得感が薄れるかもしれません。

でも、対象自治体や旅行先が異なるので、お好みの場所を探しましょう。

・きふたびクーポン
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ふるさと納税をJALカードで支払う


これは、旅行に限らずふるさと納税をカード決済にしてJALマイルをためる方法です。

それにはクレジットカード決済することでJALマイルがたまるJALカードを所有していることが条件になります。

もし、これからJALマイルをためるためにJALカードを新たに取得したい場合には、早めに申し込みしましょう。

審査のために数週間以上かかるからです。

また、年会費なども確認しておきましょう。

JALカードを使用するとフライト時にはもちろん、通常のショッピングでもJALマイルがもらえます

ふるさと納税でも、一部の自治体がクレジットカード決済に対応していますので、探してみましょう。


ふるさと納税でANAマイルをためる方法


ここではANAのマイルをためる方法についてご紹介します。

ふるさと納税サイト「ANAのふるさと納税」を利用

ANAマイルをためるのに効果的な方法は、全日空(ANA)が運営するふるさと納税サイト「ANAのふるさと納税」を利用することです。

ANAのふるさと納税でふるさと納税をすると、寄付のお礼として寄付金額100円ごとにANAマイルを1マイルもらえます。

10,000円の寄付で100マイルもらえる計算です。

条件として、ANAマイレージクラブの会員である必要があります。

ANAマイレージクラブは、全てクレジットカード決済に対応しています。

そのため、もしANAカードを所有していたら、カードのポイントと合わせてANAマイルを二重取りすることが可能です。

ANAのふるさと納税でふるさと納税できる自治体は「ふるさとチョイス」や「ふるぽ」・「Yahoo!ふるさと納税」などに比べると非常に少ないですが、ANAマイルをためるのが目的であればぜひ利用したいサイトです。

返礼品として旅行や宿泊の助成金も選択できます。

たまったマイルと合わせて使えば、コストを抑えながら色々な場所に旅行できます。

・ANAマイレージクラブ入会方法
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ANAのふるさと納税でおすすめの自治体と返礼品


ANAのふるさと納税でおすすめの自治体と返礼品をいくつかご紹介します。


沖縄県大宜味村「沖縄ぷるぷる生フルーツジュレ」

ふるさと納税額10,000円
旅行地として沖縄はとても魅力的な場所です。

しかし費用もかかりますし、まとまった休みがとれないと行けません。

せめて沖縄に行った気分に浸るために、この生フルーツジュレなどいかがでしょうか?

パイナップル、マンゴーなど沖縄産の南国フルーツを使っています。

フルーツを生のまま凍らせていますので、文字通りぷるぷるの食感が味わえます。

沖縄県大宜味村などにふるさと納税することでたまったANAマイルを沖縄旅行の資金にもできるかもしれませんね。

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兵庫県洲本市「淡路産天然アワビ・本まぐろトロのセット」

ふるさと納税額10,000円
アワビとトロがダブルで味わえる、とてもぜいたくなセットです。

アワビは天然ものです。

加熱調理した後に冷凍され、トロは生のままクール冷蔵便で届きます。

刺身などでも食べられます。

このように、肉類や魚介類をはじめとして、ぜいたくなセットが増えています。

自治体および返礼品が増えていくのは、ANAマイルをためたい人にとって選択肢が広がって良いです。

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山形県酒田市「庄内産 はえぬき」

ふるさと納税額10,000円
米どころ山形で作られ、平成6年から20回連続で日本穀物検定協会による米の食味ランキングで最も良好な「特A」を獲得した「はえぬき」がもらえます。

はえぬきは山形県オリジナルのブランド米です。

歯ごたえがとても良く、お米の粒がしっかりしているので炊き上がりがふっくらしているのが特徴です。

しかも、注文ごとに自家精米してくれますので、とてもみずみずしく炊き上げることができます。

とても良心的なサービスです。

ふるさと納税をうまく活用してお米のように日常的に使うものをもらい、ANAマイルももらうようにすれば、かなり効率的にANAマイルがたまるでしょう。

もうひとつ、期間限定ですがANAの特別企画「ダブルマイル特集」を利用すると、対象の自治体で2倍のANAマイルがもらえるチャンスがあります。

ダブルマイルの例で宮崎県都農町へのふるさと納税をとりあげます。

十六穀米を選択すると、白米と混ぜて炊くことができる健康食が得られる上に、マイルが倍もらえます。(※現在は終了しています。)

その他のダブルマイル特集を行っていた自治体も、2017年3月31日までに終わっています。

次年度も行われるかどうかはまだわかりませんが、念のため情報をチェックされると良いでしょう。

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ふるさと納税でお得にマイルをためる方法


ふるさと納税ならお得にマイルをためることができます。

「ANAのふるさと納税」でANAのマイルをためる

ANAが運営するふるさと納税サイト、それがANAのふるさと納税です。

もしANAマイルを簡単にためたいなら、このサイトがとても便利です。

マイルのため方は簡単です。

ANAのふるさと納税のサイトを経由して寄付するだけです。

それだけで寄付した金額100円当たり1ANAマイルもらえます。

1ANAマイルの価値はだいたい3~5円と言われていますので、100円の寄付で3~5円ももらえるのは結構お得です。

ANAのふるさと納税は2016年に開設され、他の有名なふるさと納税サイトに比べれば後発です。

しかし、年々参加自治体が増えています。

ANAのふるさと納税は、全てクレジットカード決済ができるメリットもあります。

そのため、ANAマイルとクレジットカードのポイントを二重でもらうこともできます。

もし、使用しているクレジットカードのポイントがANAマイルに交換可能なら、約2倍のペースでマイルをためていくこともできます。

・ANAのふるさと納税
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「ポイントサイトを活用してマイルをためる」


こちらは、ANAのふるさと納税を活用する場合と比べて手間がかかります。

しかし、それに見合った効果がありますので、チャレンジしてみましょう。

この方法には、複数のポイントサイトの登録と、クレジットカード「ソラチカ」の発行が必要になります。

いくつか方法がありますが、代表的な例を以下でご紹介します。

まず準備として、ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)を取得しましょう。

年会費2,000円(初年度無料)かかりますが、すぐに元は取れます。

手元にカードが届く間に、ポイントサイトに登録しましょう。

ここでは「ハピタス」、「ドットマネー」をご紹介します。


ハピタスのポイントをドットマネーに交換

登録後、「ハピタス」のポイントが使えるふるさと納税サイトでふるさと納税をします。

ハピタスポイントがもらえるふるさと納税サイトは、「ふるなび」「さとふる」「楽天ふるさと納税」です。

ただし、今後増減があるかもしれません。

例えば、ふるなびで10,000円分のふるさと納税をします。

すると、返礼品とは別に寄付金額の0.6%~0.7%のハピタスポイントがもらえます。

10,000円だと60円(または70円)がもらえます。

無事にハピタスポイントが入っていたら、今度はそれをためて、ドットマネーギフトコードに交換しましょう。

ハピタスのサイト上で、1ポイント=1マネーになります。

300ポイント~30,000ポイントまで交換できます。

・ハピタス
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ドットマネーをメトロポイントに交換

交換完了したら、今度はドットマネーにログインし、取得した16桁のドットマネーコードを入力します。

次の手順からはソラチカカードが必要です。

今度は、たまったドットマネーをソラチカカードのメトロポイントに交換します。

交換ごとに50円ほどかかりますので、ある程度まとめて交換した方がお得です。

・ドットマネー
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メトロポイントをANAマイルに交換

いよいよ、メトロポイントをANAマイルに交換します。

100メトロポイント=90ANAマイルになります。

交換率は0.9倍で、かなりお得だといえます。

交換完了まで1か月かかりますので、気長に待ちましょう。


「JALふるさとへ帰ろうクーポン」でマイルをためる


JTBのふるさと納税サイト「ふるぽ」を活用することで、JALの航空券をもらう方法があります。

JALふるさとへ帰ろうクーポンを使うと、航空券代金の一部として使用でき、間接的にJALマイルがたまります

方法は、ふるぽまたはJALのホームページでJALふるさとへ帰ろうクーポンのサービスを行っている自治体を探します。

帰省先や旅行先で利用できそうなら、ふるぽを通じてふるさと納税してポイントをもらいます。

次に、JTB旅の予約センターに電話して搭乗予約の手続きを行います。

一部の代理店などでは、直接ポイントの交換を受け付けています。

後は実際に飛行機に乗るだけで、クーポン券代がマイルに交換されます。

・ふるぽ
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ふるさと納税でたまるマイルの還元率


ここではマイルの還元率について説明します。

「ANAのふるさと納税」の場合

還元率:1%
ANAのふるさと納税を通じてふるさと納税すると、100円=ANAマイルがもらえます。

つまり、還元率は1%です。

「1%の還元率なんて少ないのでは?」と疑問に思われるかもしれません。

しかし、このANAマイルは、通常の返礼品にプラスしてもらえるものなので、ボーナスポイントのようなものと考えましょう。

ANAのふるさと納税のホームページに掲載されているどのふるさと納税を選んでも、寄付金額の1%分のANAマイルが確実にもらえるのがメリットです。

選べるふるさと納税の種類も、お肉やお米など、他のふるさと納税サイト同様に充実しつつあります。

ただし、ANAマイルをもらうためには、ANAマイレージクラブカードなどANAマイルをためることができるカードを持っておく必要があります。


「ANA SKYコイン」をもらう場合

ふるさと納税 還元率

千葉県芝山町
還元率 30%前後

ANAのふるさと納税ならではの独自のもので、ANA SKYコインがもらえるサービスがあります。

千葉県芝山町にふるさと納税し、返礼品でANA SKYコインを受け取る方法です。

選べるANA SKYコインの種類は6通りで、金額が高いほど高い還元率になります。

寄付金額 40,000円→10,000ANA SKYコイン 還元率25%
寄付金額 70,000円→20,000ANA SKYコイン 還元率28.5%
寄付金額 100,000円→30,000ANA SKYコイン 還元率30%
寄付金額 350,000円→100,000ANA SKYコイン 還元率28.5%
寄付金額 650,000円→200,000ANA SKYコイン 還元率30.7%
寄付金額 1,250,000円→400,000ANA SKYコイン 還元率32%

受け取ったANA SKYコインは、1~1.7ANAマイルの価値があります。

・ANA SKYコイン
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「peach」でふるさと納税する場合


還元率:50%

関西空港を起点にしたLCC(格安航空会社)peachのポイントがもらえる自治体にふるさと納税をすると、還元率50%のpeachポイントがもらえます。

peachポイントがもらえる自治体は

  • 大阪府泉佐野市
  • 北海道栗山町
  • 北海道上土幌町
  • 茨城県鹿嶋市
  • 神奈川県三浦市
  • 長崎県東彼杵町
  • 宮崎県小林市
  • 沖縄県糸満市

の8箇所です。

自治体によって寄付できる金額は異なります。

1万円から10万円の寄付で、いずれも50%のpeachポイントがもらえます。

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JALのふるさと納税の場合

還元率:30~60%

JALのふるさと納税を活用し、航空チケットを返礼品でもらえるのが、「JALふるさとへ帰ろうクーポン」です。

JALふるさとへ帰ろうクーポンが利用できる自治体は限られていますが、利用することで最大で60%超えの還元率があります。

ふるさと納税サイト「ふるぽ」でふるさと納税を行い、ふるぽポイントをもらってクーポンに交換します。

その後、航空券購入の際にクーポンで割引が受けられます。

例えば、奈良県曽爾村のJALふるさとへ帰ろうクーポンに50,000円の寄付を行うと、ふるぽポイント3,750ポイント(32,500点分のクーポンに相当)がもらえます。

航空機に搭乗することでマイルがたまりますので、実質的にクーポン分のマイルが得られることになります。

もらえるマイルは、「搭乗区間のマイル」×「マイル積算率」によって変わります。

JALふるさとへ帰ろうクーポンは指定した自治体以外では使えませんので注意が必要です。

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ANAのクレジットカードを使って還元率アップする方法


クレジットカード決済ができるふるさと納税サイトで、ANAのクレジットカードを使用することでマイルの還元率を高めることができます。

ANAのふるさと納税は、全てのふるさと納税がクレジットカードに対応しているのでお得です。

また、他のサイトも多くがクレジットカード決済に対応しています。

ANAのクレジットカードにはいくつか種類がありますが、マイルをためるのに一番有利なカードは「ANA To Me PASMO JCB」、「ソラチカカード」とも呼ばれるカードです。

ANAマイルだけでなく東京メトロポイントもたまります。

ソラチカカードは、入会または年度更新で1,000マイルもらえます。

これで2年目以降にかかる年会費の元がすでにとれてしまいます。

ANAのふるさと納税でマイルをためるのが一番簡単で確実です

他のふるさと納税サイトで得たポイントを、ポイントサイトを経由してメトロポイントに交換してANAマイルを得る裏技もあります。

・ソラチカカード
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まとめ


マイルをためる方法の返礼品について見てきました。

内容をまとめると以下のようになります。

  • JALの場合「JALふるさとへ帰ろうクーポン」「きふたびクーポン」を活用
  • ANAの場合「ANAのふるさと納税」「ポイントサイト」を活用
  • マイルをためるにはJALカード、ANAカードを用意

飛行機をしばしば利用する方にとっては少しでもマイルをためることが、お得に搭乗することにつながります。

そんな時ふるさと納税を上手に利用すれば、JALやANAといった飛行機のマイルを効率的にためることができます。

マイルをためる方法も色々あるので、ぜひ参考にしていただいてお得な空の旅を楽しんでください。

おすすめのマイルをためる方法を見てみる